WALL青山
南青山の超隠れ家カフェ・バー「WALL青山」。
ここは10年前のオープン時から現代アートの作品が常設展示されている、知る人ぞ知るアートなカフェ・バーです。
パトリック・ブランによる垂直庭園のほか、ローレンス・ウィナーやトレイシー・エミンなどの作品が飾られたアートな空間の中で食事やドリンクを楽しめます。
▲カウンターの眼前には21世紀美術館の植物の壁で特に有名な ”垂直庭園” の発案者パトリック・ブランの作品。これはオープン時から話題になっていた作品ですね。
このカウンターと南青山なのにとてつもなく分かりづらいお店の場所が相まって、知っているだけでポイントが高い隠れ家カフェ・バーです。
でも平日のランチタイムは意外と空いているので、例えばクリスマスイブのランチに使ったりするのも良いでしょうね。
クリスマスイブとクリスマス当日の予約できないので早く行った者勝ちですよ。
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WALLの店内
パトリック・ブランの「垂直庭園(バーティカル・ガーデン)」ばかりが有名ですが、他にもいくつかの作品が配置されアートが馴染む空間が作られています。
▲カウンターは店内の奥行きすべてを占める10mくらいはある長く大きなもの。
このカウンターだけで16席。目の前がバーティカル・ガーデンなのでいわば特等席ですね。
▲テーブルは2卓。密を避けるため以前よりテーブルの数が減らされています。
そしてバーティカル・ガーデンに向かう形で、こちらの壁面にもアート作品があります。
▲そして店の一番奥にはテラス席。4人掛けテーブルがほとんどですが2人用テーブルもあります。
それと喫煙する人もテラス席。あっ、テラス席は喫煙可能なのです。
またこのテラス席は天井もあるので雨が降っていても利用できるのが嬉しいです。
灰皿はテラス席の各テーブルに用意されていますが、カウンター席利用の喫煙者用に喫煙所も用意されています(テラス側)。
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WALLの平日ランチ
平日のランチは11:30の開店から14:00まで。
▲そしてパスタ。この日は ”ジェノヴェーゼ リングイニ” でした。
緑のバーティカル・ガーデンを前にしていただくジェノヴェーゼ。これは美味しいパスタでした。
サラダランチはフォカッチャとドリンク付きになります。
▲サニーレタスをメインにルッコラやブラックオリーブさらにモッツアレラチーズなど野菜たっぷりなサラダです。
スタッフさんも適度に会話してくれるので、作品の見所や楽屋話を聞きながら美味しく料理がいただけます。
▲食後のコーヒー。
コーヒーはマシンプレスの普通のコーヒーでした。
平日ランチは1,672円ですが一人15%のサービスチャージが付きます。つまり実際に仕払う金額は1,923円になります。
ランチとは関係ありませんが18時以降はカウンター席利用は1人1,650円のシートチャージ、テーブル席利用は1テーブル2,200円のテーブルチャージがかかります。
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WALLの現代アート
WALL青山には現代美術作家8人の作品10点が常設展示されています。
作品の解説については「建築とアートを巡る」に詳しい記事があります。
▲店内に入ってすぐのところは「杉本博司」の作品。杉本博司が手掛けた近くの「茶酒金田中」は紹介しましたよね。
これはキューバのカストロ元首相の写真のようですがこんな肖像写真を撮れるはずもなく、マダムタッソーの蝋人形を撮影した作品です。
▲テラスにも作品があります。
▲ウィンドウに文字が描かれています。これはアメリカのコンセプチュアル・アーティスト、ローレンス・ウィナーの作品です。
▲テラスの外にあるのはアメリカ人アーティスト、オスカー・トゥアゾンの彫刻作品です。
思わず見落としそうなので注意したいです。
▲パトリック・ブランの「垂直庭園前」に向き合う壁面にはイギリスのアーティスト、トレイシー・エミンのネオン作品。
ネオンで愛について書かれています。
▲2つあるトイレの個室にはアラーキーこと荒木経惟(あらきのぶよし)の作品が。
アラーキーは2点置かれているということですね。
このように作品がいくつも展示されていて、他のお客さんの迷惑にならなければ自由に鑑賞することができます。
単にオシャレでセンスの良いカフェバーというレベルじゃない、本気でアートなカフェ・バーなのです。
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ジム・ランビー
今回WALLに新たに加わったのがイギリス(スコットランド)のアーティスト、ジム・ランビーの作品です。
▲この床面がジム・ランビーのインスタレーション作品です。
ちなみにスタイリッシュな椅子はWALLが入る aoyama complexも手掛けたインテリアデザイナー岡山伸也氏のものです。
今は椅子に座ってもOKなので記念撮影などもどうぞ。
(作品設置当時はNGでしたが椅子に座れるよう対応したので今は座ってOKになりました)
▲このジム・ランビーのインスタレーションはトイレに通じるエリアの床面を使っています。
アラーキーの作品を観るには必ずこのインスタレーションも観ないといけないんですね。
▲同じemergence aoyama complexに入るFACETASM(ファセッタズム) 青山本店の床面もジム・ランビーです。
▲ちなみにこれは「十和田市現代美術館」のジム・ランビー。
美術館の入口ロビーがもうジム・ランビー。十和田に行く機会があったら忘れずにチェックしてください。
▲ファセッタズムが入って床がジム・ランビーになったのでemergence aoyama complexが分かりやすくなりました。
このおかげで場所が分からなくてウロウロする人も少しは減るかもしれません。
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WALL青山への行き方
分かりづらいと評判のWALL青山への行き方です。
行き方が分かりづらいのではなくてお店への入り方が分かりづらいんですよね。それさえ知ってしまえばシンプルです。
▲この小路の奥がWALL青山です。
まず骨董通りからなら小原流会館がある角の信号を入ります。みゆき通りかならプラダ青山のある角の信号を入ります。
どちらからにしても、そのまま進めば地元の不動産屋が焚き付けたことで騒動になった「港区こども家庭支援センター」の前に出るので、その向かい小路を入ります。(▲写真)
この写真で右の建物は、恐竜がベンチに座っているグラッセリア青山です。
▲行き止まりのようにも見えますが気にせず進みます。
コインパーキングもあるので平日ならクルマで訪問しても大丈夫です。
▲行き止まりのようで実際行き止まりなんですけど、右にemergence aoyama complexのビルがあるのでそちらに入ります。
もうここまで来れば安心ですね。この辺りは住宅街でもあるので夜中に酔っ払って大声で喋ったりタバコを吸うのはやめたいですね。そういうのはダサいですから。
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WALL青山の入口
次は問題のWALL青山の入口です。
入り口が分からず挫折して帰ってしまう人もいるようですので、詳しく解説します。
▲emergence aoyama complexビルのピロティの奥にドアらしきもののが見えると思います。
そのドアがWALL青山の入口ドアです。
▲ちょっと重いドアを引けばすんなりドアが開きます。
▲内部はさらに左右にドアがあります。
右側のドアがWALL青山店内へのドア。
左側はジム・ランビーやアラーキーが待つトイレスペースへのドアです。
右のドアを開け、WALL青山の店内へ入れば思わず声を上げそうになる垂直庭園や大きく長いカウンターが歓迎してくれるはずです。
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WALL青山のメニュー
最後にメニューを紹介します。
(メニューは取材当時のものです。内容、価格が変更されている場合があります)
▲これはランチメニュー。
なおランチは平日の11:30から14:00まで。
▲これはフードメニュー。
気になるのはデザート、それとカフェタイム(14時〜18時)限定のアフタヌーンティープレートですね。
▲こちらはドリンクメニュー。
▲カクテルのメニュー。
注目は WALLカクテルです。
作品が常設されている8人のアーティストたちに因んだ名前のカクテル。
お気に入りのアーティストカクテルをいただいてみたいですね。
青山に数ある隠れ家バー、隠れ家カフェの中でも看板はおろか店名すらどこにもない隠れ家ぶり、そしてアート溢れる空間の店内。存在と場所を知っているだけでもポイント高いWALLです。
そしてアート好きな人にとっても気になる現代アーティストたちの作品が楽しめるカフェバーですね。
これはもうクリスマスなど特別なデートにもピッタリですね。
また、昼間ならチャージも安くて比較的気軽に利用できるカフェバーです。
WALL 青山 基本情報
店名 | WALL 青山 |
住所 | 港区南青山 5-4-30 |
最寄駅 | 表参道駅 |
定休日 | なし |
営業時間 | 11:30 − 24:00 (平日) ランチは14:00まで 13:00 – 24:00 (土曜) 13:00 – 23:00 (日曜) |
喫煙・禁煙 | 分煙 |
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