六本木で〆のラーメンならここ。バブル時代からの老舗ラーメン店「天鳳」は札幌ラーメン横丁発祥。

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天鳳(てんほう) 六本木

六本木の数多いラーメン店の中でも今や老舗。バブルの頃から六本木界隈のビジネスパーソンや夜のメンバーたちに人気のラーメン店が「天鳳(てんほう)」。

今はミッドタウンになった防衛庁の向かいの外苑東通り沿いに置かれたドラム缶がシンボルです

▲錆びついたようなドラム缶には ”天鳳”、”営業中” といった情報や、”ドラムカンスープ” という強烈な言葉。そして ”札幌ラーメン横丁” という出自を語る文字が並んでいます。

この「札幌ラーメン横丁」というのは店主がかつてラーメン横丁で修行していたとか、ラーメン横丁に影響を受けていますとか、そういう意味だと思っていたのです。

でも十数年前に札幌のラーメン横丁を訪れたときで実際に「天鳳」というラーメン店があるではないですか。しかも同じように店頭に置かれたドラム缶には ”東京の六本木にもあります” みたいな文言が。

私たち六本木から来たんです〜と聞いてみたら、札幌と六本木の天鳳は姉妹店というじゃないですか。

ドラム缶に書かれた ”札幌ラーメン横丁” というのは嘘偽りのない本当のことだったんですね。

ということで、六本木で40年以上続く札幌ラーメン直系の老舗ラーメン店「天鳳」です。

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天鳳(てんほう)の店舗

天鳳はミッドタウンの向かいの商業ビルの奥にあるのですが、たぶんこのビルができた時からずっと同じ場所だと思います。

いなり寿司で人気の「呼きつね」のさらに奥です。

▲ビル入口から入って突き当りの右奥が「天鳳」。

このさらに奥には「筋肉食堂」がありますね。オープン直後はメニューなども試行錯誤状態でとても人におすすめできるトコロではなかったのですが、あれから何年も経っているしもうちゃんとしているのかなぁ。

▲店内は大テーブルとカウンター。

感染症対策もあって間隔を取って座るようになっていました。

▲消毒液が置かれているのは札幌空輸してきた麺ですね。

でもラーメン屋なので、麺と消毒液が一緒で云々みたいな野暮なことを言ってはいけません

▲ドラムカンスープ、天鳳おやじの店。

ドラムカンスープというのは札幌での創業当時にドラム缶でスープを煮込んだからだそうです。保健所の指導もあるでしょうしずっとドラム缶を使っていたとは思えませんが、そうしたワイルドさが札幌の男飯という感じを出していますね。

天鳳おやじというのは、札幌の天鳳を息子に任せ、おやじが六本木に出てきたからだそうです。いま厨房に立つ人が40年前に出てきたおやじ本人なのか、二代目の人なのかはちょっと分かりません。

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天鳳(てんほう)の店内とメニュー

今は厨房など店内の様子を撮影するのはNGになっています。

基本はラーメン。醤油味、塩味、味噌味から選んで後は大盛りにするか、チャーシューを追加するか決めます。

▲醤油ラーメンの場合だけ「1・3・5」という麺硬く、油こく、しょっぱくというカスタマイズができるそうです。

完全にラーメン通に向けたものなので、一般の人にはかなりきついんじゃないでしょうか

天鳳の醤油ラーメン

今回は醤油ラーメンと味噌ラーメンをオーダーしてみました。

▲醤油ラーメン。800円。

見ただけで醤油が濃そうですが、でもこれが天鳳のラーメン。

麺の量がそれほど多くないので、男性は ”めし” か ”半めし” を追加するのが良いと思います。「めし」というのはつまりライスです。

▲これは味噌ラーメン。

そぼろ肉にもやしが乗っていて、札幌の味噌ラーメンというイメージですね。

▲店頭に置かれていた寸胴鍋。

これ見ると安心しますね。今はスープを煮込むのはドラム缶じゃなくて普通に寸胴鍋を使っているようです。

餃子とかチャーハンとかそんな中華料理屋みたいなメニューはないラーメン専門店なので、夜は飲んで食べた後のまさに締めのラーメンとしての需要が多かったのだと思います。

パンデミック前は深夜早朝まで営業していたのですが、今は健康的に夜8時半までです。

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天鳳六本木の場所とアクセス

六本木の交差点から外苑東通りを乃木坂の方へ300mほど。

ミッドタウンの富士フィルムの向かい辺りの歩道に「天鳳」と書かれたドラム缶が置かれています

▲道路に重機が停まっていますが、そこに信号と横断歩道があってミッドタウン側と行き来できます。

また天鳳の入るビルの隣は有名な反社が入るビルですがそうと知らなければ気づかないくらいひっそりとしています。夜でも特に気にする必要はありません。

▲この辺りを行き来する人にはおなじみのドラム缶ですね。

毎日食べたらちょっと身体に悪そうな天鳳のラーメンですが、時々ならこの強烈なラーメンも美味しく感じるのではないでしょうか。

今は夜早くに閉店してしまいますが、また以前のように六本木で夜遊びして日付が変わってから帰宅する前に天鳳でラーメンという生活に戻るといいですね

天鳳 (てんほう) 基本情報

店名 天鳳 (てんほう)
住所 港区六本木 7-8-5
最寄駅 六本木駅、乃木坂駅
定休日 なし
営業時間 11:00 – 21:00
予約 不可

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