2023年10月6日(金)に虎ノ門ヒルズ ステーションタワーが開業しました。
それに先立ち、直結する「日比谷線 虎ノ門ヒルズ駅」も大幅リニューアルされています。
さらにお隣の神谷町では麻布台ヒルズが2023年11月24日に開業しました。麻布台ヒルズよりひと足早く開業した虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの様子をレポートします。
▲今回開業した虎ノ門ヒルズ ステーションタワーは虎ノ門ヒルズ駅の北東側に建つ地上49階、高さ266mの超高層ビル。虎ノ門ヒルズの森タワーとは桜田通り(国道1号)や地下鉄虎ノ門ヒルズ駅を挟んで向かい合っています。
日比谷線虎ノ門ヒルズ駅の一つしかない改札を出て左へ向かうと虎ノ門ヒルズ森タワー、右へ向かうとステーションタワー。改札があるB2フロアからは上の写真のような広大なアトリウムが広がっています。
ステーションタワーはB2フロアから8Fまでが一般向けの施設が入居しているので主要施設を見てみましょう。
ただ開業日の10月6日時点では実は一部の施設・店舗がオープンしているだけで多くは麻布台ヒルズに合わせて2023年11月24日にオープン。さらに2024年3月までにかけ順次オープンしていく予定です。
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T-MARKET
B2フロアのほとんどを占めるのがT-MARKETという名の街のマーケット。
▲開業時点でオープンしていたのは全30店舗弱のうち半分くらい。残りは工事中なので通行できるのもT-MARKETのエリアの半分だけでした。
そして11月24日に残り店舗がオープンし、T-MARKETのすべての店舗が揃いました。
これは週末の様子。開業して間もない週末ということで多くの見物客で賑わっていました。
他の虎ノ門ヒルズもそうでしたけど、開業して半年くらいは週末になると相当賑わいますが、それを過ぎるとかなり落ち着きます。
▲これはT-MARKETの入り口付近にあるハワイアンコーヒー&バーの店舗。
要するにフードコートですね。
ただ有名店が軒を連ねているところが、チェーン店ばかりのショッピングセンターのフードコートと根本的に違うところでしょうか。
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ステーションタワーに入るお馴染みの店舗
麻布ガイドでお馴染みのお店もステーションタワーに出店しています。
▲「Ta-im(タイーム)」も入りました。広尾の超人気イスラエル料理です。
ただ本店と違いどんな料理なのか、Ta-imがどういう店なのか知らないお客さんが多いのでその辺りのアピールに工夫しているみたいです。
なおこの店舗はイートイン専門でテイクアウトには対応していないそうです。
他にも代官山・恵比寿で人気のタルト専門店「アムストラムグラム」、代官山のパティスリー「TACUBO(タクボ)」なども。
▲B1フロアには人気カフェ「Espresso D Works」も入ります。
ただB1フロアと4Fの店舗のほとんどは2024年1月16日開業予定。もうしばらく時間がかかるようです。
▲2Fと3Fで展開する予定のセレクトショップ「SELECT by BAYCREW’s」。
2Fと3Fの店舗の多くは2024年2月29日開業予定です。
さらに5Fのウェルビーイングの総合施設「CARAPPO(カラッポ)」は2024年4月4日オープンだそうです。同じ5Fにあるクリニックはすでに開院しています。
7Fにはスタバやコンビニがあって、そちらはほとんどが既に開業しています。
8Fのギャラリーやホール、ラボにレストランといった施設から成る情報発信拠点「TOKYO NODE(トーキョーノード)」にもカフェが入っています。
▲TOKYO NODEのオープニングとして真鍋大度のライゾマティクスによるイベントがギャラリーで開催されていて、その入場料が8,000円。
もしかしてカフェもそんな感じの価格かと思ったのですが、さすがにカフェは普通のお値段です。
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オフィスとTOKYO NODE入り口
TOKYO NODEへの行き方は2つ。
一つはB3の駐車場フロアから直通エレベーターで8FのTOKYO NODEへ向かう方法。
もう一つは7Fのスカイロビーからエスカレーターで8Fへ上がる方法です。
▲7Fはスカイロビーといって、オフィスの受け付けも兼ねています。
オフィスを訪問する場合はB2から7Fまでのシャトルエレベータで7Fスカイロビーへ上がり、受付を済ませてからオフィス階へ上がるというシステムです。これから仕事で利用することが多くなりそうです。
写真で奥に見えるのが8FのTOKYO NODEへ上がるエスカレーターです。要するにオフィス訪問のビジネス客とTOKYO NODEへ向かうお客さんが混在する動線になっているのです。でもたぶん意図してそうしているのだと思います。
▲8FのTOKYO NODEエントランスは絨毯が敷かれた広々とした空間。
カフェやラボ、ビデオスタジオはこの奥にありますし、ギャラリーやホールへは上階へのエレベーターで向かいます。
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ステーションタワーのパブリックアート
最後に虎ノ門ヒルズ ステーションタワーに設置された4つのパブリックアートを紹介します。
▲アメリカのミニマリスト、ラリー・ベル(Larry Bell)の《Pinky》。
微妙に濃さが異なるピンクのボックスが重ね合わされた作品で、7Fスカイロビーに展示されています。
仕事でステーションタワーを利用する人はもちろん。SNS映えもするのでこれから否が応でも目にすることになると思います。
▲日本の画家、大庭大介(おおば・だいすけ)の作品。素材が面白いです。
B2フロアと1階のシャトルエレベーター前に微妙に異なる同趣向の作品が展示されています。もしかしたら未開業の他のフロアのエレベーター前にも展示され最終的には2点以上になるのかもしれません。
とにかく10月6日の開業時点では2作品を鑑賞できました。
▲アメリカのアーティスト、レオ・ビラリール(Leo Villareal)のLEDアート《Firmament (Mori) 》はこの庇の部分に埋め込まれています。
昼間は見ることができませんが夜になればその光がうごめく様子を見られるはずです。
▲開業前から展示されていたT-デッキのお猿さん。これは南インドの現代アーティスト、N・S・ハルシャ(N. S. Harsha)の《マター(Matter)》という作品です。
当初はステーションタワーを指さしているのかなぁと思っていたのですが、もしかしたらはレオ・ビラリールのLEDアートを見ろと指差しているのかもしれません。
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全面開業が楽しみ
このように虎ノ門ヒルズ ステーションタワーは2023年10月6日に開業したとはいえ、実はまだ全面開業に至っていないのが実情です。
やはり11月24日開業の麻布台ヒルズに合わせ虎ノ門ヒルズステーションタワーでも多くの店舗が開業するので、全容を知るにはそれ以降に麻布台ヒルズと併せて訪問するのが良いかもしれません。
麻布ガイドはほぼ地元ということもあり、機会があれば麻布台ヒルズや虎ノ門ヒルズの最新の様子を追記、レポートしていきます。
そして麻布台ヒルズと虎ノ門ヒルズの次は森ビルの大プロジェクト、六本木五丁目プロジェクトですね。今度は六本木という街の中心部をガラッと変えてしまい、もしかしたら東京という街の文化まで変えてしまうかもしれません。
新しくなった虎ノ門ヒルズ駅と麻布台ヒルズの最新の状況については次の記事が参考になると思います。
虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 基本情報
名称 | 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー |
所在地 | 港区虎ノ門 2-6-1 |
最寄駅 | 東京メトロ日比谷線 虎ノ門ヒルズ駅 |