レピドール (Repi Doll)
原宿竹下通りの老舗カフェ「レピドール(Repi Doll)」。1970年代のまだ原宿が大人の街だったころにオープンし、今も当時の雰囲気のまま竹下通りの同じ場所で営業を続けています。
レピドールもCOVID-19の影響で営業を自粛したりしていましたが今は以前のように営業をしています。▲竹下通りでも原宿駅に近い方。
この階段を上がった2階にレピドールがあります。
物理的に階段を上がるという行為があるので、お客さんはレピドールの存在を知っている人だけ。そのため竹下通りの一等地なのに通りの喧騒とは無縁の静かな空間なのです。
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日本でのイタリアンロースト
ここのコーヒーはいわゆるイタリアンロースト。スターバックスなどでよく知られるようになりましたが、レピドールがオープンした当時日本ではそれが何かほとんど知られていなかったそうです。
そんな時代に、イタリアで飲まれいたイタリアンローストの焙煎をそのまま持ち込んだそうで、つまり日本でのイタリアンローストコーヒーの草分けです。
ケーキとホットコーヒーで900円。
”竹下通りの老舗” と言われるととんでもなく気取っているか逆にファニーか、それかお値段がとか心配しそうですが、普通の喫茶店で普通のお値段ですね。
これは声を大きくして 「美味しい」と言いたいですね。
昔懐かしい日本のお洒落な喫茶店なんだけどコーヒーは一周回った最新トレンドというのが良いですね。
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レピドールの店内
レピドールの店内も竹下通りらしくない落ち着いた大人の雰囲気です。
ここからは外の竹下通りの様子も見下ろせます。
▲まっ、今の竹下通りなのでお子様向けのファンシーな色使いなんですけどね。目隠し代わりにか花が置かれていました。
テーブル席が数席、奥のキッチンの前にもテーブルがあります。
全部で30席くらいでしょうか。
▲壁には絵画が飾られていますし、天井の造作もよく分からないけど意味ありげ。
たぶん70年代は当時の原宿のヒップな人たちが通ったんじゃないかなぁと思わせます。
テーブルはオープン当時からのもの。椅子も当時のものを補修しながら今も利用しています。
▲これはお客さんがチップに置いていった世界各国の紙幣(国の法律によっては写真NGなので全体にぼやけさせています)。
パンデミック前はお客さんの3割以上が外国人だったそうです。たしかにこの内装やメニューは世界共通のテイストですもんね。早く世界からのお客さんが戻って欲しいものです。
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レピドールの店舗
竹下通り沿いの2階が店舗。
電気が点いていれば営業中。
カタカナで ”レピドール” と型が抜かれた看板、外に掲げられている ”Repi Doll” と書かれた看板。どちらも老舗らしい良い味を出しています。
▲ステッカーで分かるように、昔は喫煙可能でしたがさすがに今は全席禁煙です。
▲建物は創業当時からのビル。他の店舗は移り変わりが激しいみたいですが、レピドールだけはずっとここ。
ちなみに竹下通りでレピドールより古いのは「NOA COFFEE」だけだそうです。
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レピドールの場所と行き方
最寄り駅はJR原宿駅です。
竹下口を出て竹下通りに入って真っ直ぐ150mほど。
原宿アルタの先のビルの2階です。原宿駅から徒歩2分ですね。
▲ビルの1階も2階もすぐにお店が変わってしまうので、とにかくレピドールの看板だけが目印です。
ここには変にテンションの高いキッズもあまり来ませんし、知っている人だけが利用するような、原宿のしかも竹下通りでゆっくりできる貴重な喫茶店です。
もうじき創業50年とかの世界ですが、昔は通ったという人からこうした喫茶店の大人の世界を知りたい人まで、もう一度その雰囲気を味わってみたいお店ですね。
レピドール (Repi Doll)
渋谷区 神宮前 1-16-5
定休日:月曜日
営業時間:12:00 – 20:00
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レピドールのメニュー
最後にメニューを紹介しておきます。
ドリンクはイタリアンローストのレギュラーコーヒーがおすすめ。
あと食事はカレーがあるようです。
この黒猫が可愛いんですよね。
このように竹下通りに昔からあるレピドール。今も変わらず同じようなメニューで同じように営業しているのが嬉しいですね。
レピドール 基本情報
店名 | レピドール |
住所 | 渋谷区神宮前1-16-5 |
最寄駅 | JR原宿駅、東京メトロ神宮前駅 |
定休日 | 月曜日 |
営業時間 | 12:00 – 20:00 |
禁煙・喫煙 | 禁煙 |