一般利用も可能な慶応大学三田キャンパスの学生食堂「山食」。名物の「山食カレー」は390円から。レトルトもあるよ。

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慶應義塾大学 三田キャンパス

三田の慶應義塾大学三田キャンパスには学生食堂、喫茶店、カフェテラス、レストランがいくつかあり、そのほとんどは学生・教職員以外の一般の人の利用が可能です。

もともと三田キャンパス周辺から田町の駅にかけては飲食店や居酒屋など多いのでランチに困ることはないのですが、せっかく利用できるのですから時には大学の学食で学生の頃を思い出しながらランチするのも楽しいものです。

今回は三田キャンパスで最も古く、最も庶民的な学食「山食(やましょく)」でランチを食べてみました。

▲山食があるのは西校舎という建物の中1階。

建物自体は比較的新しいのですが、山食の創業は1937年(昭和12年)。建物の建て替えに伴いキャンパス内で移転しながら80年以上営業しています。

三田や田町の飲食店と比較しても立派な老舗食堂ですね。

三田キャンパス内で一番新しいカフェ「八角塔」、西校舎の地下にある「生協食堂」、南校舎の「ザ・カフェテラス」と一般でも利用できますが、慶応大学という都会的でお洒落なイメージと遠い昔ながらの学生食堂な感じなのが「山食」です

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学生食堂 山食

山食の営業時間は11時から15時まで。(日によっては14:00まで)

ただ12:15から13:00までは授業の合間(つまり昼休み)なので大変混み合います。

私たち学外の者が利用する際はその時間を避けて利用するのがお互い幸せだと思います。

▲山食の入り口

中1階なので1階から階段を降りて入ります。

▲山食の店内。

殺風景な椅子とテーブルがズラッと並んでいて雰囲気的には昔ながらの学食か社員食堂ですね。

突き当りの壁の裏に食品サンプルや券売機、それと受け取り口があります

この写真は11時の開店直後ですが意外と人が多いです。ただよく見てみると、お昼を食べに来た地元の人、早めのお昼休みにした出入りの業者の人ばかりです。学食ですけど授業時間帯はこうした人たちの利用も多いみたいです

▲慶應義塾高校が夏の甲子園で優勝した時はカレーを優勝記念の特別価格200円で提供していたそうです。

▲大学野球でも優勝したようです。

メニューも雰囲気も男子学生向けな感じですし、こうしたデコレーションをみると体育会系な雰囲気も強いですね。二郎派と山食派みたいな派閥があったりして。

もう少しスマートに女子学生向けにはリニューアルされた生協食堂へということなのでしょう。

山食のメニューとオーダー方法

学食とはいえ時代の変化などでメニューも変わりますし、学生からの要望も取り入れたりでバリエーション豊かなメニューが並んでいます。

▲山食の入口前の壁に貼られたメニューです。

右は定番メニュー、左は日替わりメニュー。

山食までも来てどれにしようかなぁと迷うのは昔の話で、今はX(旧Twitter)で事前にチェックしておいて券売機へ直行なのでしょう。

▲これは定番メニュー。

とにかく有名なのがカレーライス。一度は食べておきたいですね

▲懐かしい感じの食材サンプルが並んでいます。

▲注文はこの券売機で。

お金を入れるとプラスチックの注文札が出てくるので、それを窓口の女性スタッフに渡せばOKです。

支払いは現金のみ、使えるお札は千円札のみ。また取材時はカツカレーの大盛りを頼むのに50円玉が別途必要でした(券売機のボタン数に制限があるため)。

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山食カレーとハンバーグ

今回は11時過ぎに早めのランチ利用をしてみました。

学生の姿はまばらですが、地元の人と業者さんらしき方々がちらほら。

▲写真左がカレーライス、390円

右のピンクのプラスチックトレイに乗っているのがハンバーグ、460円

▲山食カレーの具材は玉ねぎと豚肉だけ。月曜日から金曜日まで煮込み続けるので日によって味が変わるらしいです。確かめるには毎日通わなくては。

福神漬は自分で好みの量をトッピングします。

▲学食のカレーとしてはご飯の量が微妙に女性向け。

がっつり食べたい人や男性はカレーライス(大)、440円をオーダーするのが無難そうです。

▲学生はみんな大好きなハンバーグ。

キャベツ、ケチャップ味のスパゲティと付け合せもパーフェクト。ライスの量もぴったりで、味噌汁にはワカメが1枚。

学生の頃、ランチ代を奮発して食べたハンバーグもこんな感じだったなぁと記憶が蘇る感じです。

土曜日も営業していますし学生の昼休み時間帯を避ければ食堂自体もさほど混んでいないので、三田近辺に来る機会があったら利用してみるのが良いかも。懐かしい味に出会えると思います。また赤羽橋からもちょっと歩けば三田キャンパスですから東京タワーや芝公園の後に慶応でお昼ごはんというのも面白いと思います。

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山食カレーと山食カレー皿

やっぱりこのカレーは癖になる、三田まで行かずに家でも食べたい!

そんな人のためにレトルトカレーも用意されています。

▲レトルトの山食カレーは3個セットで1,500円。券売機で売っています。また1箱づつのバラ売りもできるそうです。

パッケージには ”三田 伝統の味!”、”ちょっと多めの220g” そして ”金曜日の味” と書かれています。

普通のレトルトカレーは180から200gですからたしかにちょっと多いです。そして煮込んで煮込んだ金曜日の味を再現しているということですね。山食カレーが気に入ったらぜひどうぞ。

▲雰囲気も山食にしたかったらこちらの「山食カレー皿」もどうぞ。ここにライスを盛って山食カレーをかけてたっぷりの福神漬を乗せれば家で山食カレーが食べられる!

慶応大学東門脇の和菓子屋、文銭堂本舗の「学問のすゝめ」と山食の「山食カレー」は慶応を目指す受験生へのお土産としては最適なんじゃないでしょうか。

山食の場所とアクセスへ

この学生食堂「山食」は慶應義塾大学三田キャンパスの西校舎内です。

▲赤羽橋方面から来たら桜田通り沿いの東門から入って図書館の前を抜けて真っ直ぐ奥へ進めば西校舎。

正門(南門)からは南館の中を抜け構内へ入ってから案内に従って西校舎へ。

▲この建物が西校舎です。

▲中のホワイエに案内板があるので山食の場所を確認しましょう。

ただ西校舎内にはしつこいくらいに「山食」の案内があるのでまず迷うことはないと思います。それだけ外部からの利用者が多いのでしょう。

▲西校舎1階から階段を降りれば中1階の山食です。

学生食堂ですが地元で利用している方も多くあまり気兼ねせず利用できます。また、名物のカレー自体は懐かしくも美味しいものなのでおすすめです。

営業時間は11時から15時ですが日によって営業時間が変わります。また毎年11月に行われる三田祭の期間中は日曜日、祝日も営業し閉店も夕方まで延びます。詳しくはX(旧Twitter)で確認してください。

山食 基本情報

店名 慶應義塾大学 山食( X(旧Twitter) )
住所 港区三田 2-15-45
最寄駅 三田駅、赤羽橋駅、田町駅
定休日 日曜日と祭日
営業時間 11:00 – 15:00
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