渋谷パルコに出現した現代アートのジュリアン・オピー。神宮前では映像作品も展示中でプチブーム。

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渋谷パルコのジュリアン・オピー

気づいた人も多いと思いますが渋谷パルコの建物にイギリスの現代アーティスト、ジュリアン・オピー(Julian Opie)の作品が大きく描かれています。

これは2022年10月から11月にかけてパルコのPARCO MUSEUM TOKYOで開催されているジュリアン・オピーのVR作品個展「OP.VR@PARCO」に合わせての企画のようです。個展が終わるとたぶん撤去されるのだと思います。

公園通り側の出入り口や連絡ブリッジというとても分かりやすい場所に描かれているので、個展開催中に渋谷やパルコに行ったらぜひ足を止めて鑑賞してください。

▲パブリック・アートとして展示されることも多いジュリアン・オピー作品ですが、渋谷パルコのような大メジャーな商業施設の顔とも言える場所に展示されるのは珍しいです

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ジュリアン・オピー (Julian Opie)

ジュリアン・オピーはイギリスを代表する現代アーティスト。

ピクトグラムやアニメを連想させるシンプルな描画による人物像で特に有名です。

▲音楽好きな人なら、ブリットポップの「Blur」のベストアルバムのジャケットがジュリアン・オピーだったことを思い出すかもしれません。

ユニクロとのコラボも人気でした。

▲2021年の3月には渋谷駅東口の地下鉄のエレベーターを使ってジュリアン・オピーの「Night City」2021が展示されて行き交う人々を驚かせたのも記憶に新しいですね

この作品はインターネット企業のGMOがスポンサードしたものでしたが、そのGMOが入る渋谷セルリアンタワーのオフィスエリア入り口にもジュリアン・オピーの作品が常設展示されていて、これは誰でも鑑賞することができます。

また香川県の直島に渡る高松港近く、高松築港駅前にもジュリアン・オピーの立体作品が展示されていますし、汐留の某大手広告代理店にも展示されています。
(残念ながら広告代理店のジュリアン・オピーは一般の人は見学不可能です。どんな作品かは姉妹サイトのこちらを御覧ください)

パルコ公園通り側出入り口

そんなジュリアン・オピーの新しい作品の場所はというと、平日でも多くの人が行き交う渋谷公園通りの渋谷パルコ。

▲作品の一つは公園通り側の出入り口に大きく展示されています。

自動ドアなので営業時間中は人の出入りが多く常に開閉しています。そのためこのように完全にドアが閉まり全体像が見られる瞬間は僅かしかありません。

▲大きなガラスドアなのでサイズ感もあります。

高さは2m50cmくらい。

▲外からはもちろん、このように店内側からも。

両面仕様になっています。

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アートウィンドウ

「ナカシブ通り」のペンギン通り側、2階の連絡ブリッジのウィンドウは「アートウィンドウ」としていつも期間限定のインスタレーションが展示されていますが、今はジュリアン・オピーです。

▲ナカシブ通りを行き交う人たちの頭上にはジュリアン・オピー。

公園通り側の作品もそうでしたが、街に馴染むような作品ですね。

▲遠目にも真下から見上げても、ひと目でジュリアン・オピーだと分かりますね

連絡ブリッジからのジュリアン・オピー

アートウィンドウは店内からも鑑賞可能です。

▲2階の連絡ブリッジのところはたいていポップアップストアが入っていますが、そのストア前から見るジュリアン・オピー作品

▲9人の人物が描かれています

公園通り側の人物が世界中どこにもいそうな人々ですが、アートウィンドウの作品は渋谷らしい、渋谷に本当にいそうな人物なのが面白いです

OP.VR@PARCO

ジュリアン・オピーのVR作品個展は渋谷パルコ4Fの「PARCO MUSEUM TOKYO」で2022年11月14日まで開催です。

▲VR作品なので平面、立体、映像作品などはまったく展示されていません。

VRゴーグルを装着して約15分間のVR体験を鑑賞するという展覧会です。料金は一人1,500円。

凄い新しい感覚でしょうね。

またパルコミュージアムでの個展と同時開催で神宮前のMAHO KUBOTAギャラリーで「JULIAN OPIE」という個展も開催されています。

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JULIAN OPIE@MAHO KUBOTA

個展「JULIAN OPIE」が開催されている神宮前のMAHO KUBOTAギャラリーは現代美術のギャラリー。

▲パルコミュージアムでの作品がVRなら、MAHO KUBOの展示作品はLEDディスプレイによるカラフルな映像作品。写真ではモアレが入っていますが、実物はもっとキレイな映像です。

Tik tokで人気の「シャッフル」にインスパイヤされたみたいです。

ジュリアン・オピーの新境地ということで、すでにかなり話題になっています。

映像作品は全部で5点。残りはペインティング作品です。

▲これがペインティング作品。

映像作品同様、やっぱり踊っています。

▲こちらもペインティング作品。

こんなにシンプルなのにその服装や踊る姿からなんとなく個性が見えてくるようです。

▲写真右は大きな映像作品。さっきの4点並んだ映像作品とは向き合った配置で踊っていました。

踊るジュリアン・オピー

展示作品は写真も動画も撮影可能です。映像作品もちょい見せします。

でもこれはとにかく実物を見た方がインパクトが全然違います。▲これは静止画ですが、実物はLEDを使った映像で動きます。

▲観ているだけで自分も踊りたくなるような楽しい作品です。

渋谷パルコのジュリアン・オピーが気になったら、同時開催のもう一方の個展もぜひどうぞ。また別の新しいジュリアン・オピーを鑑賞できます。またこちらの展覧会は11月26日(土)まで。パルコミュージアムより会期を長く取っています。

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MAHO KUBOTAの場所とアクセス

渋谷パルコは迷いようもないので、MAHO KUBOTAギャラリーの場所とアクセスを紹介します。

最寄り駅は外苑前駅です。最短ルートはスタジアム通りから熊野通りに入って熊野神社の先を右折して最初の角を左折。すぐ右手にMAHO KUBOTAギャラリーの建物があります。徒歩で約7分です。

▲あるいは外苑西通り(キラー通り)を千駄ヶ谷の方に向かい、原宿幼稚園前の交差点を斜め右に入ります。200mほど行くと神社(熊野神社)があるのでその脇道を進んで最初の角を左です。これだと外苑前の駅から徒歩10分弱。

原宿方面からの場合は外苑西通りの神宮前三丁目交差点の角に建つ建物(カール・ハンセン)の横の階段を上がって50m先です。慣れるとこれが一番分かりやすいかもしれません。

パルコでは新しいVR作品とパブリック・アート、MAHO KUBOTAではダンスをテーマに新しいカラー映像作品と平面作品。

どれも見逃したくない作品ばかりです。ただ会期が短いのが残念ですね。特にパルコの出入り口の作品は常設にして欲しいくらいです

▲渋谷パルコとMAHO KUBOTAの作品をまとめた動画です。行く前に展示作品やその展示場所をチェックしておきましょう。

Julian Opie “OP.VR@PARCO” 基本情報

名称 Julian Opie “OP.VR@PARCO”
会場 PARCO MUSEUM TOKYO
会期 2022年10月21日(金) 〜 11月14日(月)
時間 11:00 − 20:00 (最終日は18:00まで)
料金 1,500円 (ショップは入場無料)
予約 事前予約制

Julian Opie 基本情報

名称 Julian Opie
会期 2022年10月21日(金) 〜 11月26日(土)
会場 MAHO KUBOTA GALLERY
住所 渋谷区神宮前2-4-7
最寄駅 外苑前駅、表参道駅
休館日 日月祝
時間 12:00 – 19:00
料金 入場無料
撮影 写真、動画とも撮影可能

あわせて訪問してみたい。

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