東麻布の路地裏に隠れるように佇むJudy’s Diner。
店名が現すとおり、カリフォルニアはロサンゼルスからやって来たJudyさんが営む、アメリカンスタイルのダイナーです。
まずお断りしなければならないのですが、このお店は麻布らしいセンスとか流行りっぽいメニューとかグルメを唸らせる料理とかとは無縁なお店。
アメリカで普通の主婦が、空いた店舗を使ってちょっとダイナーを開いてみました・・という感じなので、例えばステーキはボリュームもあるし安いんだけど質的にはアメリカのそこらのスーパーで売ってる肉。パスタも料理自慢の奥様がイタリア系の友人から教わった・・・という感じなのです。
だからお客さんもランチタイムにやってくる近所のビジネスパーソン、自分で料理するのが面倒になった近所のお母さんなど。良く言えば地元に根を下ろしたダイナーなので、東麻布アートツアー前後の腹ごなしに気軽に行ってみてください。
店内は2人用のテーブル席がいくつか、それと4人用のテーブル席が2つ。さらに大きなテラス席が用意されています。今の時期は太陽の位置によって店内するかテラス席にするか迷うところですね。
店内には大きなテレビで常時映画を流しています。ただデフォルトは英語です。やはり近所の外国人社員や大使館関係者が多い関係でしょうか。日本未公開、未発売の映画が流れていることもあり、そんな時はテレビに目が釘付けになってしまいます。
また、Judyさんもスタッフさんも日本語はペラペラなのでオーダーなどは普通に日本語で大丈夫です。
ダイナーなので特に凝ったものではない、でも美味しいパスタ。日替わりパスタのランチはコーヒーを付けても1,000円以内で、食べ放題のサラダも付きます。
さらに「JDランチ」というランチセットがあり、ステーキ、ハンバーグ、テキサスライスから選べます。ただ個人的にはちょっと量が少なめに感じるのでパスタランチにすることが多いです。
いちおうステーキが名物ということで、26日がJudyの日で安くなったりします。その日にあたったらステーキをダブルにしたセットを食べることが多いですね。
ジャンクフードではないアメリカらしい豪快さと日本ぽい味とがうまくマッチし、Judyさんの日本滞在の長さが産んだまさに日本風アメリカンなダイナーJudy’s Dinerです。
場所は狸穴坂からを下って突き当たる手前の角を左に入り道沿いの左側。
あるいは麻布十番から日進の前の信号を左に曲がってトレ・スパーデまで行き、向かいの八百屋さんの脇の小路を入ったところの右側にあります。
どちらも赤いノボリが目印です。
Judy’s Diner
港区東麻布2-6-14
定休日:日曜日
営業時間:11:30 – 23:30 (土曜日は15:00まで)