京都祇園発祥の深夜でも行列ができる野菜餃子「歩兵(ほへい)」の 恵比寿店(閉店)

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餃子 歩兵

京都祇園の有名な餃子店「餃子歩兵」が少し前(2019年6月)から恵比寿にも出店しています。

実はそのさらに少し前に京都の祇園を歩いていたら深夜近いのに大行列が出来ているお店がありました。何だろうと見てみたら ”歩兵” という名前の餃子屋さんだったのです。

京都で餃子といえば当然「餃子の王将」を思い浮かべるわけですが、でも ”歩兵” ということは餃子の王将よりもさらにチープなサブブランドかなんかだろうなと思っていたわけです。
GAPに対するOld Navy、ユニクロに対するGUみたいに、餃子の王将に対する餃子歩兵なんだろう。なかなかオシャレなネーミングだなと。

恵比寿店は2023年6月末で閉店しました。銀座店などは引き続き営業しているようです。

▲ところが、その後恵比寿を歩いていて見つけたのがこの「餃子歩兵」の立て看板。

本店が祇園で恵比寿店がこんな裏道にあるなんて、単なるチェーン店ではないのかもと思って調べたらこの「餃子歩兵」は餃子の王将とはなんの関係もないお店のようです。ということで、行列の秘密を探るべく訪問してみました。

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餃子歩兵 恵比寿の場所

広尾からだといったん明治通りまで出て広尾一丁目の交差点を恵比寿方面へ、恵比寿二丁目の交差点を恵比寿側に曲がってファミマの角を左折。
その少し先の右側が餃子歩兵です。

▲待機用のベンチがあったり灰皿が置かれたりしていますが他店のように行列が出来たりはしていません。
単に恵比寿店の知名度が低いのと、場所が分かりづらいのが理由だと思います。

恵比寿店の知名度が上がればそのうち銀座店のように行列必至になるのでしょう。
今ならすんなり入れるので早めに訪問するのをお薦めです。

▲恵比寿駅からだと恵比寿駅東口の交差点からみずほ銀行の脇を入ります。
TSUNAMIも過ぎて海南鶏飯食堂も過ぎて2ブロックほど歩きます。

▲写真のような”歩兵”の名前入り提灯と格子窓が目に入ると思います。
そこが餃子歩兵の恵比寿店。

▲ぐるっと回り込めばお店の入り口です

今ならたぶん行列もないのですぐに入店できると思います。

万が一行列していたら入り口脇のウェイティングリストに名前を書いて順番を待ちます。
1時間の時間制なのでたぶんそれほど待たずに入店できると思います。

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餃子歩兵 恵比寿の店内

入り口にはメニューや営業案内やカード類のステッカーがべたべた張られています。
でも格子戸だったり赤い暖簾だったり、うろ覚えですが祇園のお店もこんな感じだったと思います。

▲よく見ないと餃子屋さんとは分からないですね。
どうみても居酒屋さん。

▲書体や彫りが将棋の駒風なお店の看板。
その下にはメディアでの紹介記事が並んでいます。

でも恵比寿店の紹介記事でないので、お客さんは銀座に流れちゃうんですね。

▲スタッフが着るユニフォームの背中に注目です。

将棋の駒の ”歩” あるいは ”歩兵” は ”” または ”ふひょう” と読むのですが、餃子歩兵は ”ほへい” と読むのが正しいようです。

つまり将棋の歩とは違う、つまり王将とは関係ないですよ言外に伝えているのですね。

▲さて店内です。

3人並びの席が3面あるカウンターと4人並びのカウンター席。
それと二人席のテーブルと四人席のテーブルが一つ。

あと正確な席数不明ですが8人くらい入れる個室が1室あります

▲壁にはメニューが掛かっていますがあまり役に立たないですね。なにせメニューは2種類しかないので。

▲オープンして間もないのに壁にはサインがずらり並んでいました。

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餃子歩兵のメニュー

メニューは食べ物とドリンク。
店頭にもメニューが出ています。

▲餃子は「にらにんく」と「生姜ぎょうざ」の2種類。

結局、どちらの餃子にするか、サイドオーダーをどうするか、ごはんを食べるかどうかというシンプルな選択になります。

ただ餃子はかなり小振りな一口餃子です。1皿8個ですが女性でも普通に2皿食べられるので、にらにんくと生姜餃子をそれぞれ1皿、計2皿オーダーして後は好みとお腹の好き加減によってサイドオーダーとご飯を決めるのがいいと思います。

▲こちらはドリンクのメニュー。

これ重要なので餃子歩兵を訪問する前に覚えておいてください。
1. ワンドリンクの注文必須です。
店内で食事する場合は餃子だけの注文というのは不可です。ただしテイクアウトの場合はその限りではありません。
2. 1時間の制限ありです。
それ以上居座ることはできません。

蕎麦屋みたいにお酒をチビチビやりながら餃子が焼き上がるのを待つか、何軒か回った最後にシメの餃子をささっと食べる・・・といった使われ方を想定しているようです。

▲あと恵比寿店だけの限定メニューもいくつか
これはトリュフ餃子。

▲これは特製ダレ、
50円と安いので、今回はオーダーしてみました。

餃子のテイクアウトもOK。

食事をして美味しかったからお土産にテイクアウト、電話で予約して取りに来てもOK。
見ていると予約して受け取りに来ているお客さんもちらほら。これから恵比寿店も混雑するようになったらテイクアウトもいいですね。

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歩兵の餃子

今回は 「にらにんくのぎょうざ」、「生姜のぎょうざ」、サイドオーダーで「壺きゅうり」、「鬼しじみのエスプレッソ」、「鶏と生姜のスープ」それとごはんをオーダーしてみました。

▲これは味噌ダレ。生姜ぎょうざに合うそうです。

▲普通の餃子屋やラーメン屋に並んでいるとの同じセット。
お酢と酢醤油とラー油。

にらにんく餃子には酢醤油とラー油がおすすめだそうです。

▲恵比寿店限定のシビレダレ。50円。
お子様や辛いのが苦手な人はご遠慮くださいと怖いことが書かれていましたが、それほど怖がることはありません。
山椒が強烈ななのでそれが苦手な人には駄目でしょうけど、そうでなければ普通に美味しい辛味タレです。

▲鬼しじみのエスプレッソ。
しじみのエキスが濃縮されてまさにエスプレッソ!

▲左は鬼しじみのエスプレッソ、右は鶏と生姜のスープ。

スープの方も濃厚なスープで、これはお酒を飲んだ後の〆にぴったりですね。

▲ごはん。
左側が「中」、右が「小」です。

餃子2皿だったらご飯は「小」で十分ですね。

▲そしてお待ちかねの餃子。

手前に並ぶ8個は「生姜ぎょうざ」、向こう側8個が「にらにんくぎょうざ」です。

パリッと焼かれて美味しそうですね、実際美味しいです。

▲サイズ感じが分かるように名刺を並べてみました。

名刺は普通の名刺サイズなので、その半分くらいの大きさだと思ってもらえば良いでしょう。
一口で食べることができるサイズです。

お店の推奨する食べ方。

もちろん自分の好きなように食べて問題ありません、食べ方をあれこれ指図するような野暮なお店ではないです。

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餃子歩兵 恵比寿

ということで、餃子歩兵に実際に訪問してみてわかったのは、他の餃子チェーンのように食事をしに行くお店ではなく、1軒目としてお腹を満たすか逆に最後の〆に餃子を食べに来るお店だということ。
▲なのでしじみのエスプレッソみたいなメニューあったり、ワンドリンク必須だったりするんですね。

▲ちなみに営業時間は午後4時から深夜0時まで。
恵比寿で24時(LOは23:30)なら普通の人には〆の一軒としてぴったりですね。

▲実は単なる餃子屋ではなかった餃子歩兵。

ささっとビールと餃子を流し込んでから次のお店に行ったり、最後に餃子とお茶で〆て帰路に着くとか、そんな粋な使い方ができる餃子屋さんです。

それに恵比寿の賑わったエリアからは外れているし、しばらくは穴場状態が続きそうなのもいいですね。周辺でディナーした後にちょっと路線を変えて餃子で〆というのもいいかもしれません。

祇園の本店や銀座店はいまも大行列ができていますが、恵比寿店は空いています。
恵比寿で夜遊びする人が減ったことも関係しているのかもしれませんが。

なので歩兵の餃子を試してみたいならまずは恵比寿店がおすすめです。
上の写真(▲)はある土曜日の夜18時ころの様子です。

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歩兵のランチ

2020年になってから恵比寿店はランチ営業を始めています。

平日限定のランチですが、餃子定食やそこに担々麺や麻婆豆腐を加えたセット定食などバラエティもあるので平日のお昼にも使えるお店になりました。

▲これはミニ麻婆豆腐。けっこう辛いです。餃子のサイドオーダーに頼んだつもりだったのにボリュームもけっこうあります。

▲そしてこれはミニ担々麺。たしかに普通の担々麺と比べればミニですが、これとライスと餃子を頼めば立派な中華のフルコースになります

シビレダレを乗せるとさらに味に変化が付いて美味しいですよ。

餃子歩兵 恵比寿店 基本情報

店名 餃子歩兵 恵比寿店
住所 渋谷区恵比寿 1-25-11
最寄駅 広尾駅、恵比寿駅
定休日 不定
営業時間 11:30 – 14:30 (平日ランチ)
16:00 – 22:00 (平日ディナー)
12:00 – 21:30 (土日祝)
禁煙・喫煙 禁煙

 

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