ドイツ大使館が近いこともあるのか、広尾には老舗のドイツパンのお店「東京フロインドリーブ」という有名店が存在します。
最近もう一軒ドイツお菓子のお店がオープンし、広尾がドイツスィーツの街になるかもと感じるので、この2軒のお店を紹介します。
シュロスベッカライ
まずは「シュロスベッカライ」。
こちらは広尾の商店街でも外れの方にあり、2,3年前にオープンしたいわば新興勢力。
一本まるごとの他にスライスした食べやすいサイズのシュトーレンも売っています。
シュロスベッカライはお菓子屋さんなので美味しそうなケーキもたくさん。
これはフランクフルト発祥という ”フランクフルタークランツ” とシュークリーム
見かけほど甘くなくコーヒーにも良く合います。
お店のカウンター脇にはイートイン用の椅子が3脚ほど。
買ったお菓子をコーヒーや紅茶でゆっくりいただくこともできますし、ドイツなので当然のようにビールのメニューも揃っています。
シュロスベッカライの場所は広尾橋交差点から広尾の商店街を道なりにすすみ、CANVASの角を右に曲がってすぐ左手です。
シュロスベッカライではドイツのマジパン「ニーダーエッガー」を扱う日本で唯一のお店だそうで、店頭にはカラフルで可愛いニーダーエッガーのマジパンが並んでいます。
また、「ショコヴィーダ」というハンブルグのショコラトリーの商品も扱っているのですが、そのパッケージが可愛いのです。
バレンタインデーにちょっと変わって珍しいチョコを思ったら、このショコヴィーダはリストの筆頭になるでしょうね。
東京フロインドリーブ
もう1つのドイツは「東京フロインドリーブ」。
店名に ”東京” が付くのは、神戸のフロインドリーブというお店の暖簾分けだからのようです。
これはやはりコーヒーと一緒にいただきたいですね。
夕方になるとすっかり品揃えが寂しくなってしまうのはしょうがないですね。
アップルパイにチーズケーキに、食べたいものをしこたま買い込んで家でゆっくりいただきます。


近くには「NUTS TOKYO」や向かいには「メルティング・イン・ザ・マウス」があります。
いかにもドイツ風な建物が目印です
お店の外観も内装もドイツ風。
そしてパンもケーキもフランス風な甘いものでなく、どことなく質実剛健な、甘さより素材の良さを強調するような、大人向けというか堅実というか、ドイツらしい味が特長です。
欧州文化の中心であり続けたフランスと、常に辺境であり続けたドイツの違いなのでしょうか。
特徴的な2店が広尾に存在するのは、やはり近くにドイツ大使館がありドイツの方が多いからでしょうか。
しかしシュロスベッカライはいつの間にかオンライン専門店になってしまいましたし、フロインドリーブの方も2020年3月31日で閉店です。
店主高齢のためということです。
既に馴染客からの予約殺到で製造が追いつかないような状態のようです。
10時に行ったのでは店頭に並べる商品が作れておらず、11時以降なるべく早い時間帯に行くのが良いそうです。
またパイとクッキーについては ”1グループで2商品” までの制限が付いています。
シュロスベッカライ
渋谷区 広尾 5-19-2
定休日:月曜日
営業時間:11:00 – 19:00
東京フロインドリーブ
渋谷区 広尾 5-1-23
定休日:水曜日、第四木曜日
営業時間:10:00 – 19:00 (日祝は18:00まで)