2022 FIFAワールドカップ カタール大会。日本代表はドイツとスペインに勝利して見事グループEを首位通過!
正直なところ今回は厳しいと思っていた方も多いでしょう。嬉しい誤算です。
八咫烏をシンボルにする飯倉熊野神社にお願いしたのも良かったのかなぁと思っています。
今回対戦したりこれから対戦する国はその大使館を港区かその近くに開設していて、ほとんどご近所対決の様相を呈しています。そこで、対戦相手国の大使館の場所を紹介してみます。
決して相手国の大使館へ押しかけるようなことを煽っているのではなく、せっかく対戦した縁ですからこれから大使館やそのイベントを通じてその国をもっと知っていきたい、そのような意図での企画です。
PR
クロアチア共和国:広尾
ノックアウトステージのラウンド16(決勝トーナメント1回戦)で対戦するのは東欧の強国クロアチア。旧ユーゴスラビアから独立して30年しか経っていないのにワールドカップには今回も含めて6回出場。そのうち準優勝が1回、3位が1回という成績です。
しかも、その6回の出場で日本との対戦が今回で3戦目。なんとも因縁深い対戦相手です。
日赤医療センターから信号をまっすぐ、そのまま坂を下りて上がって行く途中。住宅街の中にあります。▲外観は広尾にありがちな大きな屋敷みたいですが、よく見るとEU旗とクロアチア国旗がなびいています。
大使の住宅も兼ねているので公開イベントなどを行うことはないみたいです。準優勝した前回のロシア大会の時も静かなものでした。
|
スペイン王国:六本木
グループステージの最終戦で対戦したのが2010年のワールドカップ優勝国のスペイン。
日本との試合結果はご存知のとおり。金曜日の朝起きたら信じられない結果に目を疑った人も多いでしょう。
▲スペインの大使館は六本木。六本木一丁目の駅からも近い、赤坂アークヒルズの裏手にもなります。
近くにはスペイン坂と名付けられた坂があったり、大使館自体でも頻繁にイベントを開催していて、私たちにとっても馴染み深い大使館です。
▲これは2021年に東京オリンピックに併せて開催されたスペインのコミックとスポーツ展の作品。
2010年のワールドカップ初優勝に至るまでのストーリーがコミックになっていました。またイニエスタ物語とかトーレス物語といったサッカー選手を主人公にしたコミックもあって、サッカーが好きなんですね。
|
コスタリカ共和国:西麻布
過去にはワールドカップでベスト8にも残ったことがある北中米の強国ですね。
日本とはグループステージ第二戦で対戦し、日本が敗れています。
平和な日曜日の夜のお茶の間を沈黙させた試合です。
財政的にあまり予算がない国が多く大使館を構える興和西麻布ビルにコスタリカも入居しています。でも西麻布の交差点にも近い六本木通り沿いですからロケーション的には一等地です。
この写真では左から2つ目の旗がコスタリカ国旗です。
|
ドイツ連邦共和国:南麻布
優勝回数でいえば4回、スペインより遥かに多く、ブラジルに迫る強豪国のドイツ。
せめて、せめて引き分けでもと思って休日の夜に夜ふかししたら、その甲斐あってという結果はご存知の通り。
日本に負けてしまったことが尾を引いてグループステージを突破できませんでした。
▲そのドイツ大使館の場所は南麻布。最寄駅では広尾になります。
有栖川宮記念公園に隣接し、南部坂沿いに広い敷地を持っています。
広尾にドイツ料理の店が多かったりゲルマン系の人が多く歩いているのは、ここにドイツ大使館があるからなのでしょう。
戦前のドイツ大使館は永田町にあったのですがアメリカの空襲で焼失し、戦後はGHQに接収されるという踏んだり蹴ったり状態。その後、日本政府が1円でこの土地を西ドイツ(当時)へ売却したことで、ここに新しい大使館が建ちました。
▲ドイツ大使館自体は特にイベントをする訳でもなく、あまり内部に入る機会はありませんが、南部坂沿いの長い塀を使ったドイツと日本の関係を紹介する壁画が有名です。
2022年はアインシュタインの来日(1922年)100年を記念したイラストが描かれています。アインシュタインを追放したのはドイツだというツッコミは置いといて。
だいたい1年毎に新しいテーマに書き変わるので、2023年が何になるのか楽しみです。
|
PR
ノックアウトステージでまずクロアチアに勝つと、さらに準々決勝、準決勝そして決勝と続きます。
この記事にさらに3カ国を追加できるよう日本代表には頑張って欲しいです。
クロアチアに勝つと次は青山のブラジルか麻布十番(南麻布)の韓国、それに勝てば神谷町のオランダか元麻布のアルゼンチン。ご近所対決はさらに続きます。
FIFAワールドカップ2022 準決勝
アルゼンチン共和国:元麻布
リオネル・メッシを擁して3回目の優勝を果たしたアルゼンチン。前回の優勝はあのディエゴ・マラドーナが活躍して優勝。今回はメッシの活躍とアルゼンチンの優勝を期待するサッカーファンも多かったので、誰もが納得の優勝でした。
閉会式で見られたメッシの笑顔がすべて。まさに大団円ともいえる最高のフィナーレでした。
高級住宅街の中に広い敷地を有しています。
向かいには麻布氷川神社。向かいにはセーラームーンで有名な麻布氷川神社、隣はステンドグラスで有名な安藤記念教会。そうした場所の見物ついでにどうぞ。
フランス共和国:南麻布
前回ロシア大会に続く連覇、そして3回目の優勝を狙ったのがフランス。
10年くらい前に改築されモダンな建物になりました。隣接する大使公邸では広い庭を使ったパーティをすることが多く、大使館や大使公邸は馴染みの施設です。
最寄り駅は広尾駅。大使館の隣はアメリカの施設である「ニュー山王ホテル」があったり近くにはナショナル麻布があったりして、インターナショナルな雰囲気のあるエリアです。
モロッコ王国:南青山
アフリカ勢としては初めての準決勝進出、あわよくば優勝まで狙っていそうなモロッコ。もしかしたらという期待もあったのですが。でもアフリカ勢として始めてのベスト4。
そのモロッコ王国大使館の場所は南青山です。
骨董通りからちょっと入った路地の奥。
建物は普通の大きな一軒家風、路地の突き当りにあるので写真を撮るのは憚られる場所です。住宅街なので気軽に見物に行こうという雰囲気ではありません。
FIFAワールドカップ カタール2022
カタール国:元麻布
そもそも開催国を忘れていはいけませんね。
開催国はカタール国。
▲カタール国の大使館も元麻布にあります。アルゼンチン大使館から歩いて300mくらいのご近所です。
目の前は本当のハイソが利用する東京ローンテニスクラブ、裏手はあの麻布中学校・高等学校というロケーション。
▲ただ南麻布に新しい大使館、大使公邸を建設するようです。南麻布といっても現在の大使館からさほど離れていないEUハウスの隣です。ドイツ大使館は道を挟んでお隣、すぐ目の前には中国大使館の職員宿舎がある場所です。
ちなみに正面に見える建物はEUハウス。横から見るとこんな感じに見えるんですねぇ。カタール大使館が建ってしまうとたぶん見えなくなるので、EUハウスを横から見ることができるのは今のうちだけです。
PR