会心の一撃
恵比寿ガーデンプレイスのブリックエンドにある昭和なスナック「会心の一撃」が昼間の喫茶営業を始めています。
「会心の一撃」というのは、2022年にそれまであったスナック「モーゼの寄り道」に代わってオープンしたスナックで、もしかしたら「モーゼの寄り道」の看板を変えただけかもしれません。
▲恵比寿ガーデンプレイスの東京都写真美術館が2016年にリニューアルした際に同時オープンしたブリックエンド(Brick End)。写真美術館の建物と山手線に挟まれた一角に横丁的雰囲気で5軒の飲食店が建ち並んでいます。
サッポロビールの工場跡地なので工場のレンガをイメージして ”Brick End” という名称なのだそうですが、本当はBrick Roadの突き当り、つまりオズの国のエメラルド・シティをイメージさせたかったのでしょう。
このブリックエンドの一番目黒側が今回紹介する「会心の一撃」です。
少し前に紹介した「青ちょうちん」の恵比寿側からみてさらに一番奥という場所です。
PR
喫茶 会心の一撃の店舗
「モーゼの寄り道」のときも本気の店舗なのか何かの冗談なのか分からなかったのですが、「会心の一撃」という店名になってからもやはり本気なのか分からなかったんですよね。
▲だって開店祝いの花輪がこれですもの。ハリウッド俳優のウィル・スミスさんからの花輪です(もちろんジョークだと思います)。
2022年3月のアカデミー賞の授賞式で妻の病気をネタにされたウィル・スミスがプレゼンターのクリス・ロックを平手打ちした事件です。それと店名をひっかけてこんな花輪をアレンジしたんですね。
▲ところが最近 ”喫茶” という暖簾を出して昼間も営業をするようになりました。
喫茶の営業開始は2023年6月10日。スナック「会心の一撃」の開業から1年経っての喫茶営業開始です。
夜のスナック営業だけだとアレですが、昼の喫茶営業でしかも年中無休でちょっとしたランチも食べられるとなると写真美術館の帰りやガーデンプレイスでのショッピングついでなど色々なシチュエーションで利用できそうです。
▲”スナック” という業態、カラオケ完備という謳い文句もあってそれだけで昭和な香りがプンプンしますね。
実際に店内に足を踏み入れると赤いベルベットのソファに椅子、カラオケセット、テーブルにどんと置かれた灰皿。1985年頃の昭和な飲み屋街のスナックそのものではないですか。行ったことないけど。
天井にはミラーボール。
夜になると恵比寿のサラリーマンが集まりネクタイで鉢巻きしての熱唱が繰り広げられているのだと思いたいです。
冷蔵庫に ”撮影禁止” と貼り紙がされていますが、撮影禁止なのは夜のスナック営業の時なのだそうです。カラオケがあるから著作権の問題かもしれません。昼間は撮影OKです。もちろん他のお客さんが写り込まないような配慮は必要ですが。
その隣には山口百恵のビキニ姿のポスター、さらに薬師丸ひろ子の「セーラー服と機関銃」のポスターも貼られていて昭和感も強調しています。
PR
喫茶 会心の一撃でランチ
今回は週末のランチタイムに訪問しました。
▲左は「明太パスタ」、右は「海老ピラフ」。どちらも800円。
和風の明太子を使ったパスタとか海老ピラフとかこれも昭和の喫茶店ランチの定番ですね。
▲太めのスパゲッティを明太子クリームで和えて刻んだ海苔をトッピング。
パスタのお皿と比べると巨大に見えますが浅いお皿に盛り付けてあるのでボリューム的にはそれほど驚くものではありません。
ささっとランチを済ませるにはちょうどいいボリュームですね。
また「会心の一撃」は全席喫煙可能なのですが週末の土日だけは禁煙です。平日にランチを食べに来るガーデンプレイスの喫煙ビジネスパーソンにとっては憩いの場所でしょうし、週末に遊びに来る人は禁煙の店内で食事ができますし、良いシステムかもしれません
PR
喫茶 会心の一撃のメニュー
昼の喫茶メニューを紹介します。夜のスナック営業時のメニューとは異なります。
▲メニューのラインナップ、フロートなども昭和ですねぇ、レトロです。なお、季節ごとに微妙にメニューの内容は変わるみたいです。
令和の時代を感じさせるのはWi-FiのSSIDとパスワードが書かれているところだけですね。
レモンスカッシュは ”レスカっ!” と注文したいです。
ドリンクをセットにしてちょうど千円というお手頃価格。
店舗は昭和ですが決済はSUICAなど電子マネーにも対応しています。
スナック 会心の一撃
昼間の17時までは「喫茶 会心の一撃」ですが、19時からのタイムは「スナック 会心の一撃」です。
▲カラオケ歌い放題のセット料金が男性4,500円、女性は3,000円。
セット料金というのはスナックの料金システムでいわゆる ”飲み放題” ですね。あとチャージとかあると思うのですがその辺りはよく分かりません。
「青ちょうちん」も夜はバーになりますし、「会心の一撃」も夜2時までスナック営業ですし、他にもミュージックバーがあったりして恵比寿ガーデンプレイスのブリックエンドは夜の方が盛り上がっているのかもしれません。
PR
喫茶 会心の一撃の場所とアクセス
「会心の一撃」があるのは恵比寿ガーデンプレイスのブリックエンド(Brick End)。
ウェスティンホテル側の端なので、目黒や広尾方面からはそちらから入るのが近いです。
▲恵比寿駅から「恵比寿スカイウォーク(動く歩道)」で恵比寿ガーデンプレイスまで来て、アメリカ橋の信号を渡ったら山手線沿いに進むと東京都写真美術館の建物が見えてきます。その右横の狭い通りがブリックエンドです。
ブリックエンドの恵比寿から一番奥にあるのが「会心の一撃」です。
ものすごく頑張って昭和なスナックを再現していて、その店舗で喫茶利用できるのは面白いと思います。
週末などガーデンプレイスを訪れる機会があったらブリックエンドの「会心の一撃」で昭和なひとときを過ごしてみてはどうでしょうか。
喫茶 会心の一撃 基本情報
店名 | 喫茶 会心の一撃 (Instagram) |
住所 | 目黒区三田 1-13-4 |
最寄駅 | 恵比寿駅 |
定休日 | 不定 |
営業時間 | 11:30 – 17:00 (喫茶) 19:00 – 26:00 (スナック) |
喫煙 | 全席喫煙可能 土日は禁煙 |