例年より遅れて都心はもう桜が満開!! 桜の開花が気になる六本木や青山など都心の桜スポット。2024年の桜の最新情報

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2023年から2024年にかけての冬は暖冬。雪が降ったり寒かったりした日もありましたが例年と比べるとやはり暖かい日が多い冬でした。

そうなると気になるのが桜の開花ですね。3月下旬になって雨や寒い日が続き、都心での桜の開花は早いところで3月末、満開は4月になってからという状況です。暖冬というか温暖化ぶりをみるともっと早まるかと思われていましたからちょっと肩透かし気味。

麻布ガイドでは毎年麻布・青山エリアの桜の開花状況をレポートしていますが、今年2024年は少し早い時期からレポートしていきます。

東京の開花宣言は千代田区の靖国神社の標本木を基準にしているそうですが、でも私たちが基準にしている西麻布、権八の桜です。

各エリアの桜スポットについては過去の記事も参考にしてください。

※)少なくとも麻布・青山エリアの桜が開花するのは3月下旬ですね。春分の日時点では開花する気配もありません。

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六本木ヒルズとミッドタウン

このエリアは六本木ヒルズ周辺だと毛利庭園やさくら坂、ミッドタウン周辺ではミッドタウン・ガーデンや檜町公園、そして国立新美術館と桜のスポットだらけです。

六本木らしくライトアップされた夜の桜も見応えがあるし、交通の便も良いし、誰にもおすすめの桜スポットです。

六本木ヒルズ

2024年の六本木ヒルズ

まずは毛利庭園。

▲4月3日で満開寸前です。まだ開き始めなものもあります。

たぶん4月5日(金)から7日(日)にかけての週末は全面的に満開になった桜が楽しめると思います。

▲反対側から見たところ。ジャン・ミシェル=オトニエルの《Kin no Kokoro》の向こうに麻布台ヒルズと東京タワーが見えますがここに満開の桜が加わるはずです。

▲日が暮れてライトアップされた毛利庭園。ライトアップされると実際より咲いているように見えていいですね。

毛利庭園と(槇文彦設計の)テレビ朝日とKin no Kokoro、そして遠くに麻布台ヒルズと東京タワーというお腹いっぱいになりそうな景色です。

毛利庭園のライトアップは3月22日(金)から4月中旬頃の桜が完全に散るまでです。

時間は毛利庭園が17時から23時まで、さくら坂が17時から22時30分まで。

▲とにかく、夜桜に関しては六本木ヒルズと毛利庭園はすでにREADY!って感じ。

▲さくら坂も4月3日でほぼ満開です。

▲ブリコラージュのところから、さくら坂の下までほぼ開花。でも満開は4月6日の週末まで続くと思います。

▲さくら坂もライトアップが始まっていて、夜は昼間以上に桜が映え桜トンネル感が出ます。

夜間に友人知人を乗せてここをオープンカーで走ると絶対おおっとなりますよ。

▲昼間に見てもこの通り。2024年の満開時期は天候が良くないのが残念ですね。

2023年の六本木ヒルズ

六本木ヒルズの桜のポイントは2か所。

まずは2023年の毛利庭園の桜です。

▲毛利庭園の池の周囲に桜が植えられています。

夜はライトアップされ六本木で夜桜が愉しめます。

▲ジャン=ミシェル・オトニエルの《kin no Kokoro》から見るライトアップされた毛利庭園と、その先に見える麻布台ヒルズや東京タワーという最高の夜景。

▲毛利庭園ともう一か所はけやき坂と並行する「さくら坂」。

ここは桜のトンネルになります。

東京ミッドタウン

2024年の東京ミッドタウン

ここは「さくら通り」が有名です。

▲ここ4月4日時点で開花しています。8分咲きくらいです。本当の満開は4月6日の週末かそれ以降になりそうです。

▲さくら通りをまたぐガーデンアーチから見た満開の桜。

ガーデンアーチは4月14日まで通行規制が行われる予定です。平日は17時から21時までが通行規制で、ガーデンアーチ上で立ち止まることや写真撮影、動画撮影は禁止になります。土日はそれが11時から21時まで、つまり終日通行規制ということになります。

▲さくら通りを反対側から見たところ。

上から眺めても、下から眺めても良し。

▲ミッドタウン・ガーデンの並木道。

桜の開花は8分咲きといったところ。6日の週末には満開の桜を楽しめると思います。

▲2024年は「BLOSSOM CAFÉ」というリッツ・カールトンが運営するフードトラックが登場し、桜を見ながら昼はカフェ、夜はカクテルなどで寛げます(有料)。

こちらはもう営業しています。

夜は17時からライトアップされますがガーデンアーチ上での花見、写真や動画の撮影が規制されます。

土日は終日通行のみという規制が入りますが、平日の昼間(11時から17時まで)は写真撮影可能です

満開の東京ミッドタウン

例年、満開になった東京ミッドタウンの様子です。

▲これは2022年、満開になった東京ミッドタウンのさくら通りです。

▲平日でもミッドタウンが開店する11時までは通行禁止なのが残念です。11時前はガーデンを散策して、11時を過ぎたらもう一度、今度はブリッジの上から眺めるようにしたいです。

国立新美術館と政策研究大学院大学

2024年の政策研究大学院大学

国立新美術館に隣接する政策研究大学院大学の庭には桜の木が何本もあって黒川紀章設計の国立新美術館を背景にした桜を愉しめます。

▲4月4日時点で、桜の一部は満開。これから開花する蕾もあるので6日の週末はすごい満開になりそうです。

ただ2024年は3月1日から4月30日まで空調工事が行われ関係者以外は敷地への立ち入りが禁止になっています。(この写真は政策研究大学院大学の門外から望遠で撮影しています)

▲桜と新美術館の組み合わせが最高なのですが、2024年は新美術館側から政策研究大学院大学をバックに桜を愛でることになります。

ただ六本木ヒルズも見えますし、東京タワーもチラッと見えたりするので、これはこれで美しいかもしれません。

満開の国立新美術館

▲本来は政策研究大学院大学側からこのように桜と新美術館が見えます。

ここは他よりも桜は開花がちょっと遅いことが多いようです。遅いといっても2,3日レベルですが。

現在新美術館ではアンリ・マティスの「マティス 自由なフィルム」展を開催中ですから桜とマティスを楽しめる良い機会です

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アークヒルズ

赤坂のアークヒルズ周辺もスペイン坂、霊南坂そして桜坂といった桜スポットが並んでいます。

ここは六本木一丁目駅や溜池山王駅が最寄りなオフィス街の真っ只中です。桜目当てのお客さんもやや少なく、週末は六本木ほど混むこともありません。

2024年のアークヒルズ

▲六本木通りからスペイン大使館へ登る「スペイン坂」は3月末の時点では未開花。

▲スペイン大使館との間も未開花。六本木通りと繋がる「桜坂」も未開花です。

霊南坂は少しだけ咲いているのでアークヒルズの桜は4月1日以降になると思います。

▲泉ガーデンの泉屋博古館のところは開花しています。もうじき満開です。

またルーフガーデンの公開は2024年3月20日から始まっています。

ただし桜の見頃の4月1, 3, 4日はお休みです。その代わり4月5,6,7日の満開の時期は10:30〜17:00で公開です。

2023年のアークヒルズ

▲六本木通りからスペイン大使館へ登る「スペイン坂」の桜は有名ですね。

アークヒルズはここの他に、六本木ヒルズと違って昔からある本当の「桜坂」や「新桜坂」など、ずっと桜並木が続きます。

霊南坂教会前。

▲スペイン大使館裏の通りも桜トンネル状態。

▲ANAインターコンチネンタル脇の坂道が昔からの本当の「桜坂」。名前の通りで桜が見事です

満開のアークヒルズ

▲満開のスペイン坂はこんな感じの見事な桜のトンネルです。

この辺りはビジネス街ということで休日は人通りが少なくなるのが良いです。

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西麻布と南青山

青山墓地には開花が早い桜があります。また近くの権八の桜も開花が早いですね。

2024年権八の桜

▲2024年4月1日の権八。咲き始めました。

権八の桜が咲いたので都心の他の桜もこれからどんどん開花し始めると思います。

2023年権八の桜

▲権八の前の桜が咲き始めたら、都心の桜は数日後というのが例年です。

▲近くの笄公園も桜スポットです。

ここは遊具も充実しているので子ども連れでの桜見物に適しています。

青山霊園

青山霊園はお墓なので、いわゆるお花見をすることはできません。でも延々と続く桜のトンネルはこの時期最高のお散歩コースになります。

2024年 青山霊園の桜

▲2024年4月4日の青山霊園、中央通り。

墓地の中の桜は満開、中央通りもほぼ満開。これからどんどん花が増えていくところです。

外苑側からずっとこの写真のような桜のトンネルです。

▲これは西麻布側を見下ろしたところです。

青山霊園はお花見をする場所ではありませんが、でも週末はかなり混み合いそうです。

例年の青山霊園の桜

▲中央通りは西麻布側から青山通り側までずっと桜のトンネルになります。

▲六本木ヒルズから見下ろすと、青山霊園の桜の十字架がよく分かります。


芝公園

東京タワーや増上寺一帯の芝公園も桜の名スポットです。

都立芝公園、増上寺、芝公園4号地、集会広場、赤羽橋。さすがに広い公園だけあって近隣には桜の名スポットだらけです。

2024年の芝公園

▲例年だとお花見の宴会で賑わう広場は未開花。

4月6日の週末には開花していると思います。

▲同じくいつも花見宴会が繰り広げられる赤羽橋のここも未開花です。

▲増上寺は枝垂れ桜が開花しています。

東京プリンスホテルの間の道路沿いの桜も一部開花していますが満開は4月に入ってからですね。

満開の芝公園

▲ここは芝公園でも赤羽橋寄り。

▲増上寺と東京プリンスホテルの間の道路は、日比谷通り側からだと向こうに東京タワー、左手に増上寺と桜というフォトジェニックなストリートです。

満開の増上寺

▲満開の時はこんな光景が見られます。東京タワーに向かって歩くので天気が良いと本当に気持ちいいんですよね

東京タワー

東京タワーの芝公園側も桜が多いのですが、東麻布側にも隠れた見どころスポットがあります。

▲豆腐の「うかい」前はこのように桜と東京タワーのツーショット見られます。

2023年のオランダ大使館

オランダ大使館前の ”オランダ坂” も実は見どころの一つです。

▲まだ桜は咲いていませんが大使館前の植え込みのチューリップが咲いています。

チューリップの時期には恒例の大使公邸のチューリップガーデンの見学ツアーが開催されます。

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広尾と有栖川宮記念公園

南麻布(広尾)の有栖川宮記念公園とその周辺にも桜スポットが点在しています。

有栖川公園の桜がやはり一番なのですが、他にも見逃せないスポットがあるので、広尾・南麻布方面へ来た際にはチェックしておきたいですね。

▲これは日赤医療センター(日本赤十字社医療センター)の桜。


白金台

忘れてはいけないのが白金台の桜スポット。

2024年の東京都庭園美術館

 

東京都庭園美術館は外せません

2024年は「旧朝香宮邸を読み解く A to Z」という展覧会が開催中です。その展覧会はは写真撮影可能ですので、本館前の桜を玄関からも、2階の部屋からも撮影できます

また3月22,23日、29,30日は20時までの夜間開館が実施されるので、タイミングが合えば夜桜も見ることができると思います。

▲2024年は4月に入ったところで西洋庭園の桜はほぼ満開です。

2024年の港区立郷土歴史館

ここはソメイヨシノの大木が有名です。

▲本当はお隣の東大医科学研究所のソメイヨシノなのですが、郷土歴史館の前庭や玄関からもよく見えます。

2024年4月2日時点では5分咲きといったところ。4月6日の週末でたぶん満開になると思います。

2023年の港区立郷土歴史館

▲満開になった東大医科学研究所のソメイヨシノ。

桜と名建築が楽しめる白金台の隠れ名所です。

2023年の瑞聖寺

日本を代表する建築家 隈研吾が設計した瑞聖寺の桜は隠れた名所。

▲桜と水盤と隈研吾建築。

訪問時間は水盤からのリフレクションが美しい午後がおすすめです。

2024年の八芳園

さらに隣は結婚式場としても有名な八芳園。ここの庭園は無料で誰でも自由に入場できます。

▲この時期は桜の下での結婚式の前撮りや本物の結婚式まで。

ただ桜の数は少ないです。というのは、八芳園の庭園の桜は河津桜が多くて他の場所の開花と時期が合いません。

2024年は3月20日(水)から4月10日(水)まで「GARDEN LIGHT UP」というライトアップイベントが開催されます。日没から21時まで。入場料無料、予約も不要です。

また白金台での桜見物の最後は八芳園のスラッシュカフェでどうぞ。

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