麻布 チャーシュー軒
西麻布に出現した深夜営業の新しいラーメン店「麻布 チャーシュー軒」。
正直言ってチープな看板、大きな窓ガラスから見える店内も昭和の食堂風。さらにオープン当初は夜の営業のみということでなかなか訪問する踏ん切りがつかなかったのですが、ランチ営業を開始し昼も夜も結構混んでいるようなので訪問してみました。
これは美味しい。
普通にお昼のラーメンとしても、六本木や西麻布で遊んだあと深夜や明け方の〆のラーメンとしてもおすすめです。
▲西麻布の交差点から六本木方面へ徒歩数十秒。少し前は韓国料理、その前はハンバーガー店が2回、その前はダイニングバーというように何があったかスラスラ言えるくらい移り変りが多い場所です。
そして営業時間は11時から翌朝7時まで。
西麻布近辺で深夜営業しているラーメン店というと、チャーシュー軒のすぐ隣の「赤のれん」、交差点の反対側の「しゅういち」、外苑西通り沿いの「麻布ラーメン 西麻布」、そして「かおたん」。
知名度も人気も高いラーメン店が並びますが、その中でもチャーシュー軒の翌朝7時までという営業時間は突出しています。
また他のラーメン店とは方向性が異なるので今後は西麻布・六本木の深夜ラーメンの一つの定番化していくような気がします。
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チャーシュー軒のチャーシュー麺
今回は平日のランチタイムを外して訪問。平日の西麻布の午後なので他にお客さんはほぼいません。
「チャーシュー軒」という名前なので当然名物はチャーシュー麺なんだろうなぁと考え、まずはチャーシュー麺をオーダーしてみました。
▲「チャーシュー麺」 1,280円です。ランチタイムは100円追加でご飯とのセットにすることができます。
それにしてもこのルックス!
麺が見えないほどに丼を埋め尽くすチャーシュー。10枚くらいありますね。
潔く1枚だけの味付け海苔がシンメトリーの構図になるような位置に添えられています。刻みネギにシナチク。
そしてナルト。ナルトが入ったラーメンて最近は少なくなっているので逆に新鮮です。
▲最初はチャーシューの枚数に圧倒されるのですが、よーく見ると1枚1枚のチャーシューの厚さはそれほどではありません。
肉としての絶対的なボリュームは意外と多くないのです。
しかもとても柔らかく仕上がっている上品なチャーシューでした。
そして少し太めの麺と圧倒的な枚数だけど上品なチャーシュー。農薬や化学肥料、ホルモン剤や遺伝子組み換えされた食材を使わず、無添加、無化調という自然派志向のラーメンだそうです。
西麻布のニューカマーなラーメン店ですがこれは侮りがたし。
店舗の見た目で敬遠していた人も、一度このチャーシュー麺を食べれば考えを変えること間違いなしですね。
チャーシュー軒のメニュー
ランチタイムのテーブルには普通あるようなメニューは置いてありません。
▲ランチメニューは壁に手書きのメニューが貼り出されています。
(夜は品数も増え、ちゃんと印刷されたメニューがあるそうです)
そういえば広尾に移転した「盛運亭」もメニューは手書きでした。昨今の物価高の影響で、すぐに書き換えられるように印刷ではなくて手書きにしているのかもしれません。
また支払い方法は現金、交通系ICカード、クレジットカード、スマホ系のQuickPayやiDなどに対応しています。
▲厨房のところにはメニューの一部が写真付きで紹介されています。
オーダーは普通に口頭でオーダー、出来上がった料理はスタッフが席まで持ってきてくれます。
なおこの写真には営業時間として ”午後7時から翌朝7時” と書かれていますが、ずいぶん前から ”午前11時から翌朝7時” までに変更されています。
▲店舗の外にも簡単にメニューの一部と営業時間が掲示されています。
ここも営業時間が午後7時からと書かれていますが、今は午前11時からオープンしています。つまりランチタイムにも利用できます。
チャーシュー軒の店舗と店内
ここは大きな窓ガラスが特徴で外から店内の様子がひと目で分かります。
また地下は「しゃぶ玄」で窓ガラスのすぐ下がそのしゃぶ玄へ降りる階段になっています。
赤いパイプ椅子が見えたりして、東南アジアや中国の食堂みたいにも見えますね。
6人掛けの長テーブルが3卓。
テーブルの上には調味料やお水が置かれてあとはセルフサービスです。
隅にビールケースが見える通り、夜はアルコールの提供もあります。またお土産にも対応していて、特に「チャーシューマイ」がおすすめのようです。
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チャーシュー軒の場所とアクセス
最寄駅は日比谷線の六本木駅です。
六本木通りを西麻布の交差点方面は歩いて5,6分。西麻布の交差点の先に「チャーシュー軒」が見えてきます。
▲六本木からだと途中に家系ラーメンがあったり定番の「赤のれん」があったりで途中脱落する可能性もありますね。特に「赤のれん」はチャーシュー麺がばっちり競合する値段だったりしてチャーシュー軒の方はかなり意識している感じがします。
長らく定番の深夜ラーメン店ばかりだった西麻布ですが久しぶりにちゃんと美味しいラーメン店が登場しました。しかもちゃんと長続きしています。
見かけはホントに昭和の食堂や東南アジアの食堂みたいですが、見かけで判断しないで一度ここのチャーシュー麺を食べてみてください。
麻布 チャーシュー軒 基本情報
店名 | 麻布 チャーシュー軒 (Instagram) |
住所 | 港区西麻布 3-24-23 |
最寄駅 | 六本木駅、乃木坂駅 |
定休日 | 日曜 |
営業時間 | 11:00 – 31:00 (翌朝7時) |