フォレストゲート代官山
2023年10月、代官山に「フォレストゲート代官山」という新しい街づくりを目指した複合商業施設がオープンしました。
最高で月額400万円という賃料が話題の賃貸住宅にシェアオフィス、そして商業施設からなる「MAIN棟」、木造2階でカフェとイベントスペースからなる「TENOHA(テノハ)棟」の2棟構成。
建物を国立競技場の設計でよく知られる世界的な建築家、隈研吾氏が設計したことでも話題になっています。
フォレストゲート代官山の中を通り抜けて代官山のメインストリートの一つ八幡通り(はちまんどおり)と代官山駅を行き来できるようになったので、代官山散策が一気に便利になりました。
このフォレストゲート代官山が開業したのは2023年10月19日なのですが実はまだテナントが全部入居した訳ではなく、これから2024年にかけて徐々に入居していきます。いわば部分開業の状態です。
そんなフォレストゲート代官山の商業エリアには複数のカフェが存在しています。その数は3+1。
カフェが3店とカフェスタンドが1店。
どこにしようか迷ってしまいそうなので、フォレストゲート代官山のカフェとカフェスタンドを全部紹介します。
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Mary Jane
まずはMAIN棟1Fの「Mary Jane」。
フォレストゲート代官山のホームページには「喫茶室 Social Kitchen Daikanyama」と紹介されているカフェ&ワインバーですが、最終的には「Mary Jane(メリー・ジェーン)」という名前になるみたいです。
領収書にはMary Janeと書かれていたので間違いないと思います。
▲ある年代以上の日本人にとって ”Mary Jane” といえばドラマーのつのだ☆ひろの持ち歌「Mary Jane (on my mind)」なのですが、特にそれを意識した店名ではないみたいです。
▲カフェとしてもワインバーとしても、さらにモーニングからディナーまで。
現在は10:30から17:00までカフェとブランチの営業ですが、フルオープンすると朝7:30のブレックファーストから夜23:00までのバー/ディナー営業になるそうです。
とにかく当面は開店は10:30から、15時まではブランチもOKと覚えておけば良いでしょう。
外のMAIN棟とTENOHA棟を繋ぐ小路が遮るものがなく見えるのですね。半分テラスみたいな開放的な空間で快適です。
左に見える台はブランチのビュッフェ用です。
全部で40席前後。
おそらくしばらくはここMary Janeがフォレストゲート代官山のメインとなるカフェ、レストランということになるのではないでしょうか。
Mary Janeのメニューとコーヒー、デザート
ワンドリンク制です。
カフェ&ワインバーということもありアルコール類の方が多いですね。
コーヒーが660円というのは代官山ど真ん中な価格ですね。
サンドイッチが850円でそれ以外はほとんどが2,000円オーバーという価格帯です。
ブランチはビュッフェスタイルで15時までオーダー可能です。
バナナが入った焼き菓子のようなブレッド。
▲コーヒーは新潟のdAbコーヒー(ダブ・コーヒー)のものだそうです。
今のところコーヒー、紅茶とも特にバリエーションはありません。
まだ仮オープンに近い状態でドリンクもフードも選択肢が多くありませんが、今後ブレックファースト営業が始まり、夜のディナーも営業するようになれば人気店になりそうです。
特に窓側の席は映えるし快適だし人気の特等席ですね。
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CIRTY CAFE
八幡通り側のMAIN棟はMary Janeが代表的なカフェになるのでしょうが、駅側のTENOHA棟はCIRTY(サーティー)のカフェ「CIRTY CAFE」がメインになるようです。
▲このTENOHA棟は5年間の限定。そのためサステナビリティを重要視した設計がされています。
柔らかみのある間伐材を使ったり自然の石材を利用したりしたナチュラルな内装がフォレストゲート代官山やTENOHA棟のコンセプトそのものを代弁しているかのよう。
この椅子に腰掛けCIRTY CAFEのコーヒーを飲んだりフードを食べたりしたいですね。さらにこちらはペットもOKです。
ちなみにTENOHA棟の別名は「テノハ代官山」。昔あった「代官山ラヴェリア」の跡地で5年間限定で開業していたのもテノハ代官山。つまり二代目テノハ代官山なんですね。
前回も今回も5年間限定ということは地主さんとの間で何か特殊な契約でもあるのでしょう。
▲このCIRTY CAFEの空間は街を行き交う人々をゲストと見立ててゲストルームという名称です。
中央にさっきのベンチがあり、他はこのようなサスティナブルな椅子とテーブルで設けられています。
コーヒーはイートインで550円。Mary Janeより若干お安くなっていて良い価格設定です。
またハーブのサラダとかアサイーボウルなど身体に優しそうなフードが充実しているのも特徴です。
このCIRTY CAFEの営業時間は朝7:00から19:00まで。朝7時からですから出勤、通学前の利用や週末に早起きしてのモーニング利用に良さそうです。
CIRTY BIOSK
CIRTY CAFEの向かいにはオーガニック食材やエコ雑貨を扱う「CIRTY BIOSK」という店舗が置かれています。
▲”BIOスーパーマーケット” と ”KIOSK” と合体させたので ”BIOSK” で、量り売りでゼロ・ウェイストを目指すスーパー「斗々屋(ととや)」の都市型店舗です。
このCIRTY BIOSKの営業時間もCAFEと同じ朝7:00から19:00までです。
▲実はこのCIRTY BIOSKではテイクアウトでコーヒーやマフィン、スコーンなどを販売しています。つまりコーヒースタンドですね。
ゼロ・ウェイストなのでカップは持参かレンタルです。
CIRTY BIOSKでドリンクをテイクアウトするならカップ持参がおすすめです。
ここまでのカフェ2店とコーヒースタンド1店がフォレストゲート代官山の10月末時点でオープンしているカフェです。
ブルーボトルコーヒー代官山
もう1店のカフェはブルーボトルコーヒー。
▲こちらはフォレストゲートの開業から少し遅れた2023年12月20日にオープンしました。
Mary JaneもCIRTYもフォレストゲートの外からはよく見えませんが、ブルーボトルだけは八幡通り沿いで外からもすぐ分かります。
代官山の話題の施設のブルーボトルですからオープン直後はほぼ満席状態が続くほど混み合っています。
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フォレストゲート代官山の他の店舗
フォレストゲート代官山の開業は10月19日でしたが実質的には部分開業です。
既に開業しているいくつかの店舗を紹介します。
青山のSHARE GREEN MINAMI AOYAMAにもありますが代官山にも進出です。というか、フォレストゲート代官山の植栽やランドスケープはSOLSOが担当しているみたいです。
平日は11:00から19:00の営業ですが週末は10時からオープンするそうです。
▲MAIN棟とTENOHA棟の間に設置されているブランコもたぶんSOLSOによるもの。SHARE GREENのSOLSO PARKにもブランコがありましたからそれと同じノリなんだと思います。
今はオレンジに塗られたりカボチャが置かれたりしたハロウィーン仕様になっています。
またフォレストゲート代官山の公認フォトスポットでもあって、実際にブランコに座って写真を撮ってOKです。フォレストゲート代官山で記念撮影するならまずここを押さえておきたいです。
▲MAIN棟の地下1階にオープンしたのが「ザ・ガーデン自由が丘」。かつてのシェル・ガーデンですね。入り口がアドレス側に向いているので、八幡通りを歩いていても絶対見つけられません。間違って観光の人が迷い込むこともないので安心かもしれません。
ザ・ガーデン自由が丘は今はセブン&アイ系列の高級スーパーになっていて、代官山アドレスのイオン系高級スーパーのピーコックと道を隔てて対決みたいな話題もありました。
でもフォレストゲート代官山のザ・ガーデンはあまり面積も広くなく、惣菜とかお酒とおつまみみたいなのばかり充実しています。自炊派は絶対ピーコックへ行くでしょうね。疲れたので外で何か買って家で食べるみたいなシチュエーションならザ・ガーデン。そんな使い分けができそうです。
ザ・ガーデン自由が丘は開店から1年も経たない2024年7月で閉店しました。
これ以外の一般コンシューマ向け店舗として金子眼鏡店やAmeri VINTAGEなどがオープンしています。今後新たに開業する店舗があれば都度追記していきます。
フォレストゲート代官山のフロア
まだまだ未開業の店舗が多いのですが最終的にどんな施設が入るか確認しておきましょう。
▲フォレストゲート代官山の実際のフロアマップ。ホームページでも公開されていますが何故か案内図の現物の方がスケール感など分かりやすいです。
よくある海外の人気ブランドの日本進出第一号店みたいないのはありません。デベロッパーの力が及ばなかったのか、日本市場の魅力が薄れたからなのか理由はよく分かりませんが、ちょっと残念ですね。
代官山駅と八幡通りを繋ぐフォレストゲート代官山
今回フォレストゲート代官山が開業したことで代官山駅と八幡通りの間を通り抜けることができるようになりました。
▲ちゃんと通り抜け可能ですよという案内板が駅側にも八幡通り側にも設置されています。
ペットを連れての通り抜けもOK、でも自転車はNGだそうです。
フォレストゲートを中心に代官山の街も人の流れも変えるんだという東急の思いがヒシヒシと伝わってきます。
代官山の駅からフォレストゲートを抜けて八幡通りに出ると、その先にはあるのは渋谷駅南側に再開発された《渋谷サクラステージ》ですからね。
写真で奥の突き当りを右の方に行くと代官山駅、手前に真っ直ぐ行けば八幡通りです。
また通路であるけど要所にベンチが置かれ休憩できるようになっています。
当面は代官山の駅からTENOHA棟、そしてMAIN棟という流れになるのでしょうけど、12月にブルーボトルが開店して八幡通りとMAIN棟もさらに活気あふれる感じになっています。
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フォレストゲート代官山の場所とアクセス
東急東横線 代官山駅の中央口目の前です。
徒歩0分、距離にして10m。
▲代官山駅中央口のところからフォレストゲートのTENOHA棟を見たところです。
▲これは八幡通り側から見たMAIN棟。いかにも隈研吾設計という木のルーバーが目立つ建物です。
まだ部分開業で本領発揮とまでは行っていませんが、カフェだけは既に充実しているフォレストゲート代官山です。
Mary JaneもCIRTY CAFEも代官山でゆっくり手頃な価格でお茶ができるカフェですし、しかもSNS映えもするということで人気になるのは間違いなし。11月には駅前にデザイナーの佐藤可士和がデザインした「miffy cafe tokyo」もオープンするようですし久しぶりに代官山を訪問してみてはどうでしょう。
最近の代官山の周辺状況についてはこちらの記事もどうぞ。
フォレストゲート代官山 基本情報
名称 | フォレストゲート代官山 |
住所 | 渋谷区代官山町 20-23 (MAIN棟) 渋谷区代官山町 20-12 (TENOHA棟) |
最寄駅 | 代官山駅 |