終日ビートルズが流れる中で大盛りランチが食べられる溜池の喫茶店「シーザー」(移転?)

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シーザー

7時間近いビートルズのドキュメンタリー「ゲット・バック」が配信され、音楽ファンの間で話題沸騰のようです。

六本木やこの近所でビートルズというとライブハウス「アビーロード六本木(Abbey Road Tokyo)」が思い浮かびますが、もうひとつ溜池の喫茶店「シーザー」も忘れてはいけないですね。

朝9時の開店から閉店まで、ひたすらビートルズだけを延々とかけ続ける喫茶店です。

入居するコマツビルの改築のため「シーザー」はいったん閉店しました。近くに移転する予定だそうです。

▲溜池のコマツビルの地下にある「シーザー」はもうじき創業50年になる老舗喫茶ですが、溜池らしいビジネスパーソンばかりの客層、満腹になること保証付きの大盛りランチ、それとビートルズで有名です

▲訪問した日も流れているのは当然ビートルズ。もちろんGet Backも流れますよ。

想像ですが、以前溜池には東芝音楽工業の本社があり、キャピトルEMIと合弁の東芝EMIになってからの黒くて格好いい本社ビルも溜池でした。東芝レコードといえばもちろんビートルズ。

お客さんにも多かっただろう東芝EMIの社員を意識してビートルズばかりかけるようになったんじゃないでしょうか。

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シーザーのランチ

訪問した日のオーダーは「チーズハンバーグ付き黒カレー」。

▲いつから煮込んでいるか分からないほどドロドロになった重厚なカレー。

刻みキャベツとスパゲッティが付け合せ。そして自慢のチーズハンバーグが乗っています。

カレーの下でよく見えませんがライスも山盛りになっています。

全体のサイズ感が分かりづらいですけど、お皿一枚まるまる使っていて、向こうの灰皿と比較すればなんとかなく分かりますかね。

あ、灰皿は全席に常備されています。隣の席の人が食事をしていてもお互い気にせずタバコに火を点けるのがマナーみたいです。

▲チーズハンバーグ自体もボリュームたっぷり。

ハンバーグに乗っているチーズも分厚いものです。

要するにカロリーもたっぷり。

▲ライス部分です。

ぎっしり詰まっている感が分かりますか?

若くていつもエネルギー不足な人にはこのくらいで丁度いいかもしれないですね。

▲これは別の日のオーダーで「本日のハンバーグ」。

基本的にハンバーグには目玉焼きが付いてきます。

ライスの量はカレーとほぼ同量。ハンバーグはカレーに付いていくるのより心持ち大きな気もしますが気のせいかも。

▲ランチにはドリンクも付いてきますが、たいていのお客さんはコーヒーですね。

メインの食事が終わり近づくと店員さんがすっと寄ってきてドリンクを何にするか尋ねてきます。なのでドリンクを決めるのはオーダー時ではなく食中で大丈夫です。

この辺りはオフィス街の喫茶店らしく店員さんとお客さんの阿吽の呼吸ですっすと事が運ぶので、午後の時間がタイトなビジネスパーソンにとってはありがたいのでしょう。

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シーザーのメニュー

メニューは2段階構成になっています。

▲シーザーが入るコマツビルの六本木通り側歩道に置かれた看板です。

これは毎日同じ看板を出しているので、ランチメニューとして4種類書いてありますけど詳細はここでは分かりません。

もっとも一見さんが気にするのは ”全席喫煙可” という箇所でしょうね。

▲ビルの地下に下りてシーザーの店舗前に行って初めてこの日の日替わりランチの内容が分かります。

そんなに種類がある訳ではなくて数種類がローテーションしているだけですけど。

▲トーストやサンドイッチなどのいわゆる軽食セットもあります。

もちろんドリンクだけの利用もOKです。

今は店内にはメニューはなくて、店頭のメニューを見ておいて店員さんにオーダーするか、店員さんが持っているメモみたいなメニューを見ながらオーダーするかです

シーザーの店内

こんな老舗でもパンデミックの影響で店内のレイアウトを変えざるを得ないんですね。

テーブルの数やレイアウトが以前とだいぶ変わっています。

▲こちらはメインの出入り口。

六本木通りから下りてきたお客さんはこちらから。

▲ほとんど同じような出入り口がビルの奥側にもあります。

これはコマツの社員さん向けかな? もちろん一般のお客さんがこちらを利用しても問題ありません。

▲これは4人席。

以前は2人用テーブルがぎっしり詰まっていたのですが、今は4人用テーブルを2人で使って密を回避する作戦のようです。

▲店内は大きく2つのエリアに別れていて、写真に見えるのが奥の方のエリアです。

マスクして座っている女性はシーザーのママさん。パンデミック前に訪問した時は普通に接客していたのすが、今はずっと座って店員さんに指示を出したりしてお店を仕切っていました。身体が弱くなっちゃったのかな。

▲テーブルの上には灰皿、醤油、ソース、タバスコ、塩、砂糖といった昭和喫茶の定番セットが並んでいます。

テーブルの色が黄色いので灰皿も黄色いものが使われています。

▲以前は赤いテーブルに赤い灰皿。

なかなか芸が細かいです。

ペーパーナプキンも老舗らしい時代を感じるフォントです。

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シーザーの店構え

たぶん何回かリニューアルされていると思います。その痕跡が残っているので。

▲看板には ”コーヒー&スナック シーザー”。

そしてエンブレムの色は左から赤、茶、緑です。

でもガラス戸に書かれているのは ”喫茶・食事 シーザー”。そしてエンブレムは左から緑、白、赤です。

▲裏へ回って天井から下りている看板を見ると、こちらは ”喫茶・軽食 シーザー”。

ちなみにさっきのペーパーナプキンには ”喫茶・レストラン” と書かれていましたね。

▲そして右側のガラス戸には ”COFFEE & SNACK” です。

あまり考えてもしょうがないですけど気になりますね。

シーザー の場所とアクセス

溜池の交差点に角に建つ建設機械メーカー小松製作所こと「コマツ」の本社ビルの地下です。

コマツビルは屋上庭園を一般開放しているので季節ごとに訪れるのも楽しいのですが、今は感染症対策で一般開放を中止しているのが残念です。

▲コマツビルの地下は「コマツビル地下商店街」になっています。

外堀通りからもコマツのオフィスからも下りられるのですが、今は公式な出入り口は六本木通り側となっているみたいです。

溜池山王の駅の9番出口から地上に出て溜池交差点を六本木通り側に曲がれば入口があります。
(国会議事堂駅からも地下で繋がっているので歩けます)

▲「コマツビル地下商店街」への入口。

コマツの本社ビルだけに壁がタイル張りだったりして豪華な作り。秘密基地への入口みたいです。

▲地下商店街の様子です。

少し前まではあった店舗もなくなり、今営業しているのはシーザーだけ。他はぜんぶコマツのオフィスなどになっています。

スーツ姿のサラリーマンが新聞片手にハンバーグを食べていたり、タバコを吸いながらコーヒーを飲んで休憩していたり、会議室代わりに打ち合わせをしていたりと昭和な喫茶店がそのまま残っているシーザーです。

ランチタイムに行くとタバコ臭かったり混んでいたりしますが、在宅が増えた今なら少し時間をずらせばお客さんも減って喫煙者も少なくなっているので、以前よりは快適に過ごせるかもしれません。もちろん初めから終わりまでBGMはビートルズです。

シーザー 基本情報

店名 シーザー
住所 港区赤坂 2-3-6
最寄駅 溜池山王駅
定休日 土曜、日曜
営業時間 9:00 – 19:00
禁煙・喫煙 喫煙
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