豚組食堂
ラーメンやカレーと並ぶ日本人の大好きなB級グルメ「とんかつ」。とんかつのチェーン店は多いですし、日本中どこの街にも名店と称されるとんかつ店がある気がします。
西麻布・六本木にもそんなとんかつ店があって、それが「西麻布 豚組」。開業してまだ20年も経っていない新しいとんかつ店ですが、ローカルにとっては世界に自慢したいくらいの名店です。ただ有名になり過ぎて今や世界中からお客さんが押しかけるようになってしまいました。
▲「豚組」という名前もあってチェーン店と思われることもあるみたいですが、チェーン店ではありません。
西麻布に「豚組本店」があって、国立新美術館の隣に「豚しゃぶ」の店舗があって(今は閉店)、そして10年前に六本木ヒルズに「豚組食堂」として3店舗目が出てそれが総てです。つまり今は豚組と豚組食堂の2店舗だけ。「麻布ラーメン」のような港区限定どころから西麻布・六本木限定です。
六本木ヒルズの「豚組食堂」は西麻布の「豚組」とはメニューを変えたり回転を良くしたりすることで、豚組のとんかつを手頃な価格で提供していて、そこがヒルズのビジネスパーソンたちにも人気。ランチタイムには連日行列ができています。
10年前は六本木駅へ続くノースタワー(東日ビル)の地下に出店していたのですが、パンデミックになる少し前にメトロハットのB2の食堂街に移転しています。
そんな豚組食堂、六本木ヒルズに出店して10年目なので久しぶりに訪問してみました。
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豚組食堂のとんかつ
今回はランチタイム前に訪問。
12時が近くなると近隣で働く人で行列になるので、ランチを食べるなら11:30時以前に入店したいです。
(豚組食堂自体は11時からの営業です)
白身が多いパワフルなとんかつです。お肉のサイズは165g。お値段は1,650円。
豚組は豚の銘柄も選べるのですが、これはスタンダード銘柄豚。白金豚とか鹿児島黒豚といったプレミアム銘柄豚にした場合は2,580円になります。さすがにプレミアム銘柄だと、お手軽にとんかつランチという訳にはいかないですね。
豚組のとんかつは推奨される美味しい食べ方があって、このようにとんかつの切り口を上向き(衣が横)にし、塩(アンデス岩塩)やソースをつけて食べるのだそうです。
フィレ肉を筒状に巻いてから揚げているみたいです。
お肉のサイズは165g。お値段は1,850円。これもプレミアム銘柄にすると2,580円になります。
▲中身を見ると、たしかにぐるっと筒状に巻かれているのが分かりますね。
しかも、真ん中は赤みが残るミディアムレアな豚肉。肉好きが喝采を上げそうなとんかつです。
リブロースかつも筒揚げフィレかつもサイズは165gですが、ボリューム的には女性にぴったりくらい。お腹いっぱいにしたい男性は220gの「厚切りロースかつ」にするか、ご飯とキャベツをお代わりして調整するのが良いと思います。
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豚組食堂のランチセット
ランチセットはご飯、みそ汁、キャベツ、漬け物が付いてきます。
▲とんかつ屋ですからね、キャベツは切りたてで食べ放題です。山形のひとめぼれを使ったご飯も食べ放題です。
小皿が2枚。白い小さいのは岩塩用です。とんかつの最初の一切れは塩で食べて豚肉の本当の味を確かめて欲しいといのうが豚組からのおすすめ。
白いお皿の下はソース用。普通のとんかつ屋さんのようにソースをつけるための小皿です。
▲キャベツはジンジャーが入っているオイルドレッシングかとんかつソースのどちらかをお好みで。
でもおすすめはオイルドレッシングですね。他にはないこだわりのドレッシングですから。
豚組食堂の店内
以前、ノースタワーの地下にあった頃はキッチンの周りをぐるっとカウンターが囲む形態だったのですが、メトロハットのB2に移転したので店舗がずっと広く大きくなっています。
でもこの奥に広いテーブル席と個室まで用意されています。
カウンターとテーブル席、それに個室を合わせると30席以上ありますが、それでもランチタイムには行列になってしまうんですね。
背もたれに豚の鼻が見えますね。この豚の鼻は豚組のトレードマークで、店内の思わぬところで目にします。ぜひ探してみてください。
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豚組食堂のメニュー
平日ランチのメニューを見てみます。
▲これは平日のランチメニューです。
土日祝は価格が変わるそうです。理由は昨今の食材価格高騰のため。
新しい土日祝のメニューが分かったら追記しますね。
▲店頭にはその日のスタンダード銘柄豚とプレミアム銘柄豚の具体的なブランド、それとランチメニューの価格が大きく書かれています。
また行列はこのボードの左側に椅子が置いてあってそこから行列スタート。実際この写真でもランチメニューのすぐ左側から入店待ちのお客さんが並んでいます。
本当は雰囲気もある西麻布の豚組本店でとんかつランチしたりとんかつディナーしたりしたいところですが、ヒルズで豚組のとんかつが食べられるならランチにはもってこいですからね。
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豚組食堂の場所とアクセス
六本木ヒルズ メトロハットのB2です。
日比谷線六本木駅の六本木ヒルズ側の改札(広尾寄り)を出て、六本木ヒルズへの連絡通路を歩いていくと3基のエスカレーターがあります。その右にB2へ下りるエスカレーターがあるのでそれに乗って下りた眼の前が「豚組食堂」です。
六本木ヒルズでがっつりランチをしたい時には最適ですね。またよく分からないイタリアンなエスニックな店でランチするより、馴染みのある和食、それもとんかつでお昼にしたいという需要もあるのでしょう。とにかくランチするなら11:30前に。
また逆に豚組食堂のとんかつが気に入ったなら、次はぜひ西麻布の豚組へ。豚組食堂と違ってとんかつ以外はすべてお代わり自由。ビルのテナントの豚組食堂と違い雰囲気も抜群、そして西麻布 豚組限定のメニューもあります。
豚組食堂 基本情報
名称 | とんかつ 豚組食堂 |
住所 | 港区六本木 6-4-1 六本木ヒルズ メトロハットB2 |
最寄駅 | 六本木駅 |
定休日 | なし |
営業時間 | 11:00 〜 16:00 (ランチ) 17:00 〜 23:00 (ディナー) |
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西麻布 豚組
「豚組」が西麻布にオープンしたのは今から十数年前。Twitterがサービスを開始したのと同じ頃です。
その後、Twitterが勢いを増す時期に日本のインフルエンサーたちの間で豚組が話題になったこともあり、Twitterの拡大と連動して豚組の知名度も上がったというイメージです。
六本木通りから根津美術館方面への一方通行の道沿いです。
この写真を撮ったのは平日の13:30時ころ。お店の外では3組しか待っていませんが、店内でも何人か待っているみたいです。
▲見ているとどんどんお客さんが到着。ほとんどはインバウンドの方。
行列の長さを見て驚いて、待ち時間を聞いてため息をついて、時計を見ながらどうしようか相談。そんなお客さんが何組もいましたから、西麻布の豚組本店も訪問するなら早い時間の方が良さそうです。
以前だったらランチタイムさえ外せばこんなに混むことはなかったのですが、世界的な有名店ですからしょうがないです。
豚組食堂に比べるとやや価格が高いことが分かりますが、メニュー自体が違うので単純には比較できません。
古民家風な雰囲気、究極のとんかつとこだわりの食材ということを考えると納得の行く価格ですし。それでも訪問してみたい食べてみたいというお客さんが世界中からやってくる訳です。
肉好き、とんかつ好きなら一度は訪問しそのとんかつを味わうべき名店です。
▲西麻布 豚組の開業に続けてすぐにオープンした六本木の「豚組 豚しゃぶ」。オフ会、合コンその他でお世話になった方も多いでしょう。豚肉をしゃぶしゃぶで食べるという斬新な鍋料理と、SNS(Twitter)で大きな話題になったことで人気の店舗でしたが、COVID-19のパンデミック中に閉店しました。今も看板などは残ったままですが、現在ビル自体が改装工事中。そのうち豚しゃぶの痕跡も無くなってしまいそうです。
西麻布 豚組 基本情報
名称 | とんかつ 西麻布 豚組 |
住所 | 港区西麻布 2-24-9 |
最寄駅 | 乃木坂駅、表参道駅、広尾駅、六本木駅 |
定休日 | 月曜日 |
営業時間 | 11:30 〜 15:00 (ランチ) 18:00 〜 22:00 (ディナー) |
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