カフェ・アパショナート – 小笠原コーヒーが飲める広尾のカフェスタンド

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広尾の一番目立つ場所、広尾橋交差点の角でシトロエンのバンで営業するカフェスタンド「カフェアパショナート広尾」を紹介します。

誰でも知ってるコーヒースタンドですが、ここでは ”小笠原コーヒー” が飲めるのです。
”小笠原” は人名ではなく、東京の南端小笠原諸島の小笠原。つまり国産コーヒーです。

カフェアパショナート自体はシアトル系オーガニックコーヒーですが、このカフェスタンドでは小笠原コーヒーも扱っているのです。

▲移動式のバンで営業しているカフェスタンドですが、ここは広いオープンテラスが売り物です。

三菱東京UFJ銀行のところから広尾ガーデンのところまでズラっとテーブルやベンチチェアが並んでいます。



カフェアパショナートの店舗(シトロエン Type H)

広尾の交差点のところに移動式のカフェスタンドがあるのはよく目立ちます。近寄ってよく見てみましょう。

▲ボンネットの鼻先の三角なのはいわゆる ”ダブルシェブロン”。フランスのシトロエンのマークです。

これはシトロエンのHバン(Type H)という商用バンです。それを改造したわけではなくそもそもこういう用途に使うためのクルマです。

FFなので荷室が広々と使えるんですね。

▲よくみるとフロントウィンドウが2枚あります。ということはType Hでも初期型のものという証拠です。

そして初期型は日本へは正式輸入されていないのでいわゆる並行輸入モノということです。たぶん本国で使われていた中古車を輸入したのでしょう。

広尾に旧いフランス車のシトロエンというのはよく似合いますね。

▲お店のロゴが貼られたフロントドア。

よく見てください、ドアハンドルがドアパネルの前の方に付いています。つまり、ドアは前から開くのです。ヒンジが後ろ側に付いていますしね。

昔の一部のクルマは乗り降りしやすいよう前方が開くようになっていたのです。もちろん日本にも同様の前開きのクルマがありました、スバルとか。

▲横から見たところ。

絵に描いたような移動式カフェですね。

で、これが広尾の交差点の銀行と広尾プラザの間に停まって営業しているのです。

▲これはリアゲートの様子です。

上半分が跳ね上がり、下半分は左右に開くようになっています。これも昔のアメ車のステーションワゴンなどでもよく見かけるスタイルです。他もみんなそうでしたね。今みたいに電動で勝手に開くのではなく手作業で開け閉めするので、こういうのが使い勝手いいのです。

カフェアパショナートのメニュー

コーヒー以外に軽食やスイーツ類も充実しています。

▲コーヒーはアパショナートのブレンドが340円から。

小笠原コーヒーは630円から。ただし数量限定です。たしか1日5杯だったかな。

軽食はサンドイッチ、カレー、タコライスにロコモコなどです。

▲クレープも。

エシレのバターを使った本格的クレープです。

▲ランチセットもあります。

普通のサンドイッチにドリンク付き。ランチ限定のチキンオムライスもあります。


カフェアパショナートのテラス

広尾の交差点の角にテーブルやベンチが並んでお客さんがコーヒーを飲みながらのんびりしている様子を見かけることがあると思いますが、それがカフェアパショナートです。

▲これは三菱東京UFJ銀行横の様子。

パラソル付きのテーブル席と銀行の建物横に並ぶベンチとテーブル。

お店(シトロエン Hバン)の前はちぃバスのバス停ですし、そもそも広尾橋の交差点角なので人通りは多いです。

▲ちょっと引いてみたところ。

銀行の建物の柱に隠れて見えませんが壁に沿ってベンチとテーブルが並んでいます。

路面の色が違うので、ここは歩道ではなく広尾ガーデン(プラザ)と銀行の敷地内らしいことが分かりますね。

▲銀行の壁際のベンチに座って外苑西通りを眺めたところ。

平日は通りの交通量が多いのが難点ですが週末は交通量もぐっと減って良い感じの眺めになります。

▲天気の良い日はこうやって広尾の人の流れを見つめながらコーヒーを飲んで物思いに耽っていたいです。

▲こっちは店舗と広尾ガーデンとの間のスペースです。ほんの10mほど離れただけですが人通りがぐっと少なくなります。

人の流れを見たいなら交差点に近い方、静かにゆっくりしたいならこちらと使い分けます。

アパショナートの小笠原コーヒー

今回は小笠原コーヒーをオーダーしてみました。

▲これは ”100%ピュアコーヒー”。

いわば小笠原コーヒーのシングルオリジン。

量が少なく見えるのは飲んでしまってから写真を撮ったからです。

▲こちらは 小笠原コーヒーの ”プレミアムブレンド”。

100%ピュアに比べて色も味も濃くなっています。

小笠原諸島の父島で生産されているコーヒー、これまではこれを飲むには小笠原諸島に24時間かけてフェリーで行くしかなかったのですが広尾でも飲めるんですね。

希少性だけでなく、コーヒーとしてもしっかりした味がしています。

数量限定とはいえ他のコーヒーの倍以上のお値段なのでそうそう売り切れることはないみたいです。

また1杯ごとにハンドドリップして淹れるので出てくるまで5分以上の時間がかかります。

でも小笠原コーヒーを広尾のオープンカフェで飲むのも良い体験だと思います。

小笠原コーヒーについて

コーヒーの原料となる ”コーヒーノキ” は栽培できる地域が限られています。

日本では沖縄、小笠原諸島が栽培できる地域の北限にあたり、この地方で細々とコーヒー栽培が行われているのですが、特に小笠原のものは生産量が少ないのでなかなか全国的に流通させることができないのだそうです、

▲アパショナートで小笠原コーヒーをオーダーすると、このような小冊子とアンケートがもらえます。

アンケートは生産者の方に送られ参考にされるそうです。ぜひ感想を書いてあげてください。

▲小冊子の方。

生産者は「野瀬農園(Nose’s Farm Garden)」。コーヒーに関する詳細な説明が熱く語られています。

戦前に植えられたたコーヒーノキは島民が本土へ疎開している間に野生化。帰島後に再発見されたその野生化したコーヒーノキからコーヒー栽培が始まったそうです。

そう言われていみると小笠原コーヒーにはなんとも言えぬ野性味がある気がします。

アパショナートで小笠原コーヒーを飲んでこの小冊子も読んでみてください。



カフェアパショナートの場所

広尾橋の交差点の角、三菱東京UFJ銀行の横。

道案内はこれでおしまいですね。

電車なら日比谷線広尾駅から1番出口を出て天現寺橋の方へ歩けばすぐです。

▲広尾プラザ側から外苑西通りを挟んで見たところです。

ちぃバスのバス停のところだとすぐ分かりますね。

▲少し遠く、広尾プラザから見たところ。銀行の隣のスペースを使っていることが分かると思います。

▲ちなみに2年前まではこの場所にありました。広尾橋の交差点から有栖川宮公園へ向かう途中です。今の場所から50mくらいですね。

アパショナートが空いた後はタピオカ屋ができたけどすぐなくなり、今は不動産屋が入居しています。

この場所でのアパショナートも狭いながらテラス席もあったのですが、結果的に今の場所に移って大正解だっと思います。

広尾の中心地に広く場所を取ったオープンカフェ、しかもシトロエンのバンというおしゃれさ。それだけでも充分なのに、希少な国産コーヒーである小笠原コーヒーまで飲める

これはわざわざ足を運んででも訪問してみたいカフェスタンドです。

カフェアパショナート広尾店

港区 南麻布 4-1-29 (ちぃバス 広尾バス停前、三菱東京UFJ銀行横)
定休日 : 月曜日
営業時間 : 7:30 – 18:00

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