「銀座ウエスト」といえば戦後すぐから銀座に本店を構える”喫茶室”。青山にも半世紀前から支店を出しています。
その青山店は10年ほど前にリニューアルして以来「銀座ウエスト 青山ガーデン」として人気を博しています。
乃木坂の駅から近いのに六本木の雑踏からは遠く、気持ちの良い空間ということもあり常に入店待ちの行列が出来ている超人気店です。
青山公園や青山霊園の桜が咲く時期も近づいてきたので、桜見物と併せて青山ガーデンを訪問してみたいですね。
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青山ガーデン
本当の名前は「銀座ウエスト」なので店先の店名もそうなっています。
一番気持ち良いのはやはりテラス席。
気候が良い日はまずテラス席から埋まっていきますね。
カフェがメインとはいえお菓子も充実。
お土産には日持ちするリーフパイやドライケーキが最適ですね。
ケーキやお菓子だけを買いに来るお客さんもたくさんいます。
お店を入るとまずはお菓子売り場。
喫茶室の入口はこの右手奥になります。
運が良く空いていればそのまま入店できますが多くの場合はウエイティングリストに名前を書いて椅子に座って順番を待つことになります。
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青山ガーデンの店内
店内は広々としてたっぷり余裕があります。
50席ほどいう案内でしたがファミレスならこのスペースに100席くらいは入れてしまうでしょう。
またウエストの銀座店はかなり狭いのですが、青山ガーデンの方はむしろ心配になるくらい広々としています。
この写真で広々感が伝わると良いのですが。
スタッフの方の制服も昔ながらの喫茶店の制服風です。
広々ゆったりできるし、ケーキは美味しいし、コーヒー紅茶はお代わり自由だし。それはつい長居をしたくなります。
それもあってお客さんの回転率も下がって順番待ちの行列が出来てしまうのでしょう。
この日は風も強かったので店内の席をチョイスしましたが、せっかくの青山ガーデンだからとテラス席をチョイスするお客さんも多くいました。
もちろん天気さえ良ければテラス席がおススメです。
青山ガーデンのメニュー
メニューです。
正直普通の喫茶店とは別格なお値段ですが、このロケーションと雰囲気込みの価格と思えば気になりません。
銀座の本店にはない青山ガーデン限定メニューも数多くあります。
ついあれもこれもとオーダーしてしまいますが、まずはお腹と相談して決めましょう。
メニューによってはかなりボリュームがありますよ。
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トマト&モッツァレラチーズオムレツ
この日はお昼を過ぎた時間に行ったので朝食と昼食を一緒に食べる!
ということで、まずは大好物のオムレツから。
お皿いっぱいのオムレツだけでもお腹いっぱいですが、さらにフランスパンも付いてきます。
ナイフを入れると中身はドロッとした卵。
その中にモッツァレラチーズとトマトが入っています。このコンビネーションが美味しいんですよね。
メインはオムレツですがトーストハムサンドもオーダー。
炭水化物も摂らないといけないですからね。
今日はコーヒーと紅茶で。
シルバーのトレーなど銀座と同じで昔の高級な喫茶店の薫りです。
銀座ウエストといえば「風の詩」。
もちろん青山ガーデンでも読めます。
3606号ということは、単純に計算しても70年近い歴史があることになります。
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ホットケーキ
オムレツとトーストで朝食をいただいた後はコーヒーと紅茶でお喋りして、時間を置いてから昼食に突入。
まずはホットケーキをオーダーしてみましょう。
メニューに載っているホットケーキの写真。
実際に届いたホットケーキ。
うーん、これだとサイズ感が良く分からないので隣の席に届いたホットケーキの写真を。
メニューの写真と比較してパンケーキ1枚の厚さは3倍くらい、面積は2倍くらい。
メニューの写真と実際の料理とでイメージが違うということはよくありますが、こういう方向にぜんぜん違うというのはかなり珍しいと思います。
さらによせばいいのに、チョコバタークリームのホットケーキトッピングも追加で。
巨大なホットケーキにメイプルシロップとチョコバタークリームを塗って、まさに格闘しながらいただきます。
やはり一人1枚はかなり大変です。
4人で2枚が適当なサイズでしょうね。男性でも1枚食べきるのはけっこう大変だと思います。
やっと半分くらい食べ終わったところ。
とはいえ、美味しいし残すのももったいないので完食です。
なお、ホットケーキは日持ちしないのでお持ち帰りはお断りだそうです。
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青山ガーデンのスフレ
ホットケーキの昼食をいただいた後はデザートタイム。
この日はもう一つの名物 ”ホットスフレ” をデザートに。
スフレは11:00時の開店から18:00時までの時間限定メニューなので仕事帰りの時間帯ではいただけないのです。実はそれが週末に青山ガーデンに行く理由なんですね。
スプーンで穴を開けカスタードクリームを入れていただきます。
その様子を動画で撮影してみました。
この日はオムレツとトーストの朝食、ホットケーキでランチ、そしてスフレのデザートと青山ガーデンのフルコースを堪能しました。
雰囲気を楽しむとか言いながら結局食べ続ける時間でした。
でも美味しかったから良かった。
スィーツのテイクアウト
店内での食事も良いのですが、せっかくの週末を行列に並んで過ごすのもという時にはスイーツだけテイクアウトする手もあります。
パイやクッキーに生ケーキと種類も豊富。パイとクッキーはお土産に買われていくお客さんも多いですね。
▲この写真では左側がクリームパフ、右側がゴルゴンゾーラパフです。
ゴルゴンゾーラの青みがかかったクリームだというのが分かります。
そしてこのパフ、生クリームとシューのバランスがおかしくて、生クリームの量がとっても多いのです。
甘いもの好きな人にはたまりません。
この日はパフをテイクアウトして、すぐ近くのShare Green MINAMI AOYAMAへ。
広くて緑いっぱの広場を前にLittle Darlingのコーヒーと一緒にいただいてみました。
ゴルゴンゾーラパフの方がちょっと酸味があるので、先にクリームパフを食べてからゴルゴンゾーラと進むのがベターですね。Little Darlingのコクのあるコーヒーと良く合います。
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青山ガーデンへの行き方
地下鉄千代田線 乃木坂駅の5番出口を出て右にそのまま少し歩けば右側が青山ガーデンです。
乃木坂の出口を出てすぐにはこのような廃墟のような建物がありますが、これは「衆議院議員 青山議員宿舎」です。
東京に住居を持たない地方の代議士さん用の宿舎ですが余りに古いので建て替え予定。
家賃激安、六本木も近く、乃木坂駅から職場の国会議事堂まで二駅という職住接近。だけどちょっと住みたくはない感じです。
六本木トンネルを抜けて青山一丁目へ向かう道沿い。青一に向かって左手には青山霊園が広がっていますが、右側には個性的なお店がいくつか店舗を構えています。
一番インパクトのあるのがこの ”手作り餃子の店” という立て看板が目立つ「蓮月」。
数年前に開店した頃は知る人ぞ知る的なお店でしたが、その後TVなどメディアでも数多く紹介され今は結構な人気店のようです。
青山ガーデンへのアクセス、乃木坂の駅から歩くのが一般的だと思いますが、専用駐車場も数台分用意されています。
気をつけたいのが「2時間無料」の部分。というのは、来店する時間帯によっては1時間くらいの入店待ちはザラです。2時間経過後は30分毎1000円かかりますから、1時間行列して2時間食事をすれば駐車場代が2,000円かかります。
開店時刻は11時。週末はその開店時間にはお客さんが並んでいます。最初のローテーションで入店できれば問題ないのですが、あふれてしまうと最初のローテーションのお客さんの食事が終わるまで、最低でも1時間は待つことになってしまいます。
11時開店時刻の最初のローテーションに入れるよう行くのが最も待ち時間が少ないかもしれません。週末は終日、平日でも昼間の時間帯は行列しないと入店できません。並ぶことを覚悟して行ってもそれでも半日は潰れてしまいます。でも、それだけの価値があるパンケーキとスフレです。
ただ平日の夜になるとこの程度。並ばずすっと入れてテラスでも店内でも好きな席をチョイスできます。
ホットケーキのLOが19:15、軽食のLOが19:30でちょっと慌ただしいですが、閉店近い時間帯は狙い目です。
銀座ウエスト 青山ガーデン
港区 南青山 1-22-10
定休日:なし
営業時間:11:00 – 20:00